あなたは、ボーイスカウト、ガールスカウトに
憧れたことがありますか。
それとも、入隊経験者でしょうか。
僕は、子供の頃から、「トム・ソーヤーの冒険」と、
西部劇の騎兵隊が大好きでした。
冒険と好奇心と連帯感の共通項として、
なんとなくボーイスカウトがあったのかも知れない。
小学5年の時、熊本県八代市から宮城県多賀城市に引っ越して、
目の前に公民館があり、そこで彼らの姿を初めて見ました。
小学6年に入隊予定だったけど、体調がすぐれなくて、
塩釜市民病院に大学病院の専門家が来られる日に、
診察をして頂いたら、家に帰れず、そのまま入院になりました。
9月頃に入院して、お正月前に退院しました。
僕のいた個室から、退院できた人は、珍しいそうです。
最近、母から聞いたけど「この病室から、退院できる人はいない」と、
看護婦さんが話していたと、僕が言っていたそうです。
これで、憧れのボーイスカウトは断念しました。
でも、同じようなことは、体験できたと思う。
これは、あとで気づきました。
森屋啓(もりやあきら)著『地域力だ!ボーイスカウト』
(日貿出版社2011年)から、その全体像を知ることができました。
p25 子どもの異年齢縦集団の崩壊と遊びの室内化
p47 子ども同士が協力し、励まし合いながら班の目標を達成する
これは、学校の文化祭、体育祭、生徒会で体験できることだけど、
学校の受験予備校化で、希薄化しているかも知れない。
「どうなんだろう?」
後藤新平(1857~1929) は、内務省官僚、台湾民政長官、満鉄総裁、
東京市長を歴任され、日本ボーイスカウト連盟の初代総長でした。
本田宗一郎も、ボーイスカウトを支援されたそうです。
異年齢集団と自然と冒険と連帯感のボーイスカウトに憧れて。