あなたは、伝記を読むのは好きですか。

        今を生きる、時代を生きた偉人たちから、

        人間の可能性と、生きる意欲が伝わってきます。

 

       

 

     文章/ こざきゆう 真山知幸 著

      絵/  ウラケン・ボルボックス すぐる画伯 ヒロ・コジマ 著

      『偉人も みんな 悩んでいた』(枻えい出版社2020年)

 

    ナポレオン、クレオパトラ、夏目漱石、坂本龍馬、本田宗一郎、

    アインシュタイン、スティーブ・ジョブズ、ニュートンなど、

    古今東西の30人の偉人たちが紹介されています。

 

    この本の特徴として、最初に、文章が語りかける雰囲気が好きです。

    p27「カエサルは、めゃちゃ仕事ができる政治家だ。」に、微笑ました。

    文字が大きく、総ルビ(ふりがな)があるので、ひらがなが読めれば、

    充分に楽しめます。50回読んだら、漢字も覚えます。

 

    p41の夏目漱石では「調子が悪いときは、友人にさそわれるがまま、

    身を任せるのも、たまには良いかもしれない。」

 

   p138のスティーブ・ジョブズでは「こだわりを捨てずにいたからこそ」と、

   情熱的な生き方が、社会変革を起こす起爆剤になっています。

 

   児童書のような作りだけど、内容的には、命との向き合い方があります。

   夢中に生きる姿勢が、偉人伝にはあります。

   一人ひとりの姿をヒントに、好奇心を刺激してくれる人物と出会えるかも。

 

 

  フランク・ゴーブル著『マズローの心理学』(産業能率大学出版部刊1972年)

    

       p267  人間についての研究、すなわち伝記は特に有益である。

 

       2008年9月23日に、アマゾンにレビューを書きました。

      タイトル「欲求の5段階説と出合う」(45人、役に立った)

         

             

 

 

      

 

    アンドレ・マルロー編著『ナポレオン自伝』(朝日新聞社2004年)

         

      p270 1808年7月17日

        皇帝は約1000冊の移動書庫のできるのをのぞまれている。

 

       リースマン著『何のための豊かさ』(みすず書房1968年)

 

   p297 書物は人間を家族や地縁的結合から解放し、顔は知らなくても

       同じ考えをもっている人びととの同志的結合をうながした。

 

   p313  わたしは、書物というものを人生における武器であると考え、

        また精神の火薬であると考えている。

 

             偉人たちの姿から、

       人生の喜怒哀楽と生命力を学ぶ。

              

            

                     

       

 

 

                    (2022年7月23日 修正)