ネット時代になり、情報の取り扱いが重要になりました。

      すべての情報が、コンピュータで管理できる時代です。

      個々人の買い物情報から、企業活動の機密情報まで。

      ネット時代の便利さを謳歌しながら、情報管理が問われます。

 

     国家の重要政策や、企業活動の機密事項は、直接の会話か手紙です。

     メールや、通信回線を利用されていると、その機密管理は難しい。

 

     情報管理のクラウド化で、事務コスト削減と、一括管理の便利さが

     優先されるところと、機密情報の根幹の取り扱いは別物です。

 

     スノーデンとアサンジの二人を知らないか、無視されているのかも?

     人のつくった仕組みには、かならず、抜け道があります。

 

      

 

      グレン・グリーンウォルド著『暴露』(新潮社2014年)

 

    

     映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」 予告編 (02:06)

 

       マルセル・ローゼンバッハ/ホルガー・シュルタルク著

         『全貌 ウィキリークス』(早川書房2011年)

 

    

    ジュリアン・アサンジ 映画「ウィキリークス」 予告編(03:00)

 

      

 

    鍛冶俊樹(かじとしき1957年生まれ)著 航空自衛隊通信関係 一等空尉

        『エシュロンと情報戦争』(文藝春秋2002年)

     あるラジオ番組で、エシュロンプリズムの話題に、驚きました。

     この番組の「ひと言」の取り組みは、社会への鋭い視点がありました。

 

 

           ジョン・ウィンストン著 

       左近充尚敏訳(1943年生まれ、元海軍大尉、元海将)

    『米国諜報文書ウルトラ in the パシフィック』(光人社1995年)

 

   p267  通信情報の結果としての日本商船の撃沈は数百隻に上り、

       おそらくは撃沈した潜水艦の50パーセントに達したであろう。

 

   p270 ベテランの潜水艦トラウト(艦長A・クラーク少佐)は、11回目の

       哨戒任務についたが、(中略)朝鮮からサイパン、グアムに増援の

       部隊を乗せた(中略)4124名の陸兵と乗員105名が乗っていた

       9245トンの「さきと丸」を撃沈、2500名が溺死した。  

 

   日本軍の通信暗号が解読されたことにより、待ち伏せで沈められている。

   この数々の撃沈の記録を読むと、吐き気がするほど心が痛みます。

 

 

       機密情報は、国家と経済を左右する

        歴史を学ぶ意味が、ここにある。   

 

       

        

 

          今朝の一枚  ウォーキング中の青空

 

    

      今泉ひとみさんの、この曲の歌声は、大好き。 (02:55)

 

                  (2022年4月23日 加筆・修正)