サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』を読んだ時、
       ザ・ブルーハーツの名曲「青空」が脳裏で流れました。

 

       

 

          J・D・サリンジャー著 野崎学訳
       『ライ麦畑でつかまえて』(白水uブックス1984年)

      17歳の主人公ホールデンが、成績不良で退学処分になり、

      その思いの自問自答に、けっして、楽しくはないけど、

      主人公の考える姿勢に同調する物語でした。

 


          ザ・ブルーハーツの曲「青空」と、

       この小説の青春期の心の戸惑い葛藤が重なります。

 

    


      この曲を聴きくと、「常識とは何か?」「何が本質なのか?」と、
          社会に対する問いかけが、僕の心を揺さぶる。

           

       

 

           17歳を意識するようになったのは、
   中谷彰宏著『「17歳力」のある人が、成功する。』(大和書房2006年)

   を読んでからです。

   p27 10代を思い出すことで、自分のミッションがわかる。

   p51 17歳力に、経験力を加えよう。

   p143 いつの間にか、親や先生の年齢になっている。

             今、僕らは大人になった。
            そして、あの頃を思いだす。
                17歳の頃を。

 

    

 


         エレファントカシマシ 作詞・作曲/宮本浩次
         「俺たちの明日」(リリース2007年11月21日)

            たくさんのアメブロを読んで、

       この曲に、心が支えられている人に出会います。

        10代、20代、30代の思いと、今の状況を重ねながら、
     「がんばろうぜ!」と、生きる姿勢に共感して涙ぐんだりします。


           年齢を重ねると、それぞれの役割があります。
       高校の同窓会に出席して、2次会のカラオケを終えた時でした。
        「さぁ、これからお母さんに、ならなくっちゃ」と。
   気持ちを切り替える、その女性の言葉を、昨日のことのように思いだします。

               17歳というと、高校生です。
        高校を舞台にした小説や映画が、今でも僕は大好きです。     

             

        

 

        恩田陸著『夜のピクニック』(新潮文庫2004年)

        全校生徒が、24時間をかけて80キロを歩く「歩行祭」です。

         「ならんで一緒に歩く。ただそれだけなのに、

           どうして、こんなに特別なんだろう」
 

    

 

 

 

    

 

 

 

       高校生の頃、文化祭と体育祭の実行委員をした体験は、
         学校で学科を学ぶ以上に、とても貴重でした。
             

       

 

 

 御厨(みくりや)さと美著『シンデレラ・ボーイズ』(サンコミックス1980年)
 この漫画を読んで、「学ぶことは、楽しみが増えるための道具」と思いました。
 

 

       齋藤孝著『勉強のチカラ!』(宝島社2005年)

       p31 勉強が自分の世界を広げる

       p98 なぜ日本人は勉強嫌いになったのか

 

                     2019年1月21日に、アマゾンにレビューを書きました。

       タイトル「国家の品格は、教養が基盤。」(45人、役に立った)

 

      藤原正彦著『国家と教養』(新潮新書2018年)

      p48 教養はなぜ衰退したのか

      p111 高等遊民の誕生

      p150 読書はなぜ大事か

  

       

 

 

 

        山田かまち著(1960~1977)群馬県高崎市出身

 同級生だったミュージシャンの氷室京介とバンドを組んだことがあるそうです。
 『悩みはイバラのようにふりそそぐ 山田かまち詩画集』(筑摩書房1992年)
 『山田かまち作品集 青い炎』(1993年)

     17歳の夏、山田かまちは、エレキギターの練習中に感電死。
     彼の絵画と詩、その研ぎ澄まされた感性に、心が刺激される


     17歳の頃の思いの強さが、今を生きる力になる。