減塩思想が広まって、どのくらいになるのでしょうか?
テレビ番組は減塩を錦の御旗に、健康番組が作られている。
食品スーパーの棚を見ると、
減塩、減塩と、減塩が魅力的な宣伝文句になっている。
中嶋孝司(なかじまこうじ1926~2003)著
(日本総合医学会常任理事 増塩で病気を追放する会会長)
『減塩の恐怖 医師と患者の驚異の証言』(蝸牛新社2001年)
p16 減塩の必要な人は百人中、一人か二人
世界的高血圧の権威/青木久三(1933~1990)教授(名古屋市立大学)
の考え方が、ここにある。
p32 塩抜き人間は無気力になる
p74 農家の夫婦が怠け病に
p212 塩の必要性についての証言
僕は、減塩について考えたことがありませんでした。
溶鉱炉や、船からの荷降ろしの作業をされている男たちが、
手の甲に塩をのせて、仕事をされるテレビの映像が、僕の脳裏にはあります。
最高顧問(80代)の母親の実家は、
兵庫県で塩田(えんでん)を営まれていました。
飛行場ぐらいの広大な土地で、塩を作っておられたそうです。
この話しを何度も聞いている内に、
「塩田とは何か?その歴史」を知りたくなりました。
ここまでの気持ちになるまで、きっと、10年は掛かっています。
顧問とは3年ほど、三日に1回、電話で1時間ほど雑談を楽しみながら、
いろいろな指導を受けていました。
最近は、1週間に1回ぐらいです。
一ヶ月ほど「間」があくと、
顧問は「どなたさんですか?」が挨拶になり、緊張します。(^_-)
塩田の歴史をネットで調べていたら、
「減塩は万病の元」の一文に、心が引き寄せられました。
最初にネットで読んだのが、こちらです。
「減塩は万病の元」
ひふみ塾 夜回りブログ 2016年8月2日
新多昭二(しんたしょうじ1927年生まれ)
京都帝国大学工学部卒後、登戸研究所勤務。
『秘話 陸軍登戸研究所の青春』(講談社文庫2004年)の
p193、GHQの日本人「愚民化政策」を読んでいたので、
「減塩は万病の元」の内容に納得しました。
2023年1月3日
だめだめわんこさん 2018年11月12日
話はそれますが、
アレックス・アベラ著『ランド 世界を支配した研究所』(文芸春秋2008年)
を読むと、初期の武力の戦術的な研究者から、その後、社会学者たちが重要視
されました。
これは、何を意味するのか?
社会学的に国家の弱体化が研究されているようです。
そう、本題ですが、「塩」と「食塩」は、違うそうです。
自然塩の「塩」には、約3パーセントのミネラルが含まれていて、
これが血管や体を守ります。
99.9パーセントの塩化ナトリウムは、血管を傷つけ、
そのために血圧が上がるとのこと。
「90%以上のガンは、数週間のうちに完治」
2014年9月2日
このネットの文章の中で、「塩」の話しは、とても重要です。
「食卓塩で傷ついた血管をコレステロールで補うため、血管が細くなり、
血圧が上がること」を知りました。
今、僕のお気に入りの塩は、「海の精 あらしお」です。
海水100% 天日と平釜の日本伝統海塩(アマゾンさんで購入しています)
関連図書
村上譲顕(むらかみよしあき1952年生まれ)
『日本人には塩が足りない』(東洋経済新報社2009年)
ユージェル・アミデミール著
『なぜ《塩と水》だけで あらゆる病気が癒え、若返るのか』
(ヒカルランド2017年)
人の体は、電気信号で動いています。
その電気信号の媒体に「塩」は必要不可欠です。
バッテリーの発電には、塩が必要です。
2018年7月22日、アマゾンにレビューを書きました。
タイトル「天然塩で、元気になる。」 (役に立った61名様)
イタリアの医師・解剖学者ルイージ・ガルヴァーニ(1737~1798)は、
生体電気の研究の先駆けとなり、
1780年11月のカエルの実験「ガルヴァーニの発見」は歴史に刻まれた
貢献です。
適度な「塩」が必要です。
それは、ボルタ電池の発電の原理と同じです。