江戸時代に日本地図を初めて作った
伊能忠敬(いのうただたか1745~1818)を読んだ時、
「学び始めるのに、遅すぎるということはない」
と、忠敬から学びました。
彼は50歳の時に隠居して、
江戸時代後期の天文学者・高橋至時(たかはしよしとき1764~1804)
の弟子になり天文と暦学を学びました。
講談社 火の鳥伝記文庫 かがやく日本地図
今井誉次郎(いまいたかじろう1906~1977)著
『伊能忠敬』(講談社1982年)
漫画家・御厨さと美(みくりやさとみ1948年生まれ)著
『シンデレラ・ボーイズ』(サンコミックス1980年)
この漫画から、「学ぶとは、道具だ!」と学びました。
「学ぶことによって、世界が広がる。
学ぶための、学ぶじゃない世界は、嬉しかった」
時々、テレビのインタビューなどで、
「学生時代に、もっと勉強しておけば良かった」との声を聞くけど、
「これは、いい天気ですね」ぐらいの言葉なのでしょうね。
優秀な友達たちは、
「いつでも、すれば、いいじゃん」との、突っ込みを入れる人が多い。
僕は、子供の頃、勉強が楽しいと思ったことはありませんでした。(^_-)
教科書を開くと、パブロフの条件反射のように、
欠伸(あくび)をしていました。
「いつまで、学校に行くの?」と、母に聞いていたそうです。
35歳を過ぎた頃、
母が「いつまで、勉強続けるの?」と話した言葉には、笑えました。
「勉強よりも、もっと、楽しいことがあるよ」との両親の言葉には、
緊張感がありました。
「親戚で一番頭のいい人は、だれなの?」と話しをした時、
それはアリの研究者でした。
今、ある国立大学の准教授として活躍されています。
家族の中で、僕だけが、彼にお会いしたことがありません。
本が、おもしろいと思った最初の出合いは、
筒井康隆(つついやすたか1934年生まれ)の
小説『時をかける少女』(鶴書房盛光社1972年)でした。
NHKテレビで、ドラマ「タイムトラベラー」という題名で
放送されていたのを見て、
書店の棚にあったので購入し、このSFベストセラーズを4冊読みました。
宮本延春(みやまとまさはる1969年生まれ)著
『オール1の落ちこぼれ、教師になる』
(角川書店2006年)は、凄い!
中学卒業後、大工見習いをしていた23歳の時、
NHKスペシャルの「アインシュタイン・ロマン」を見て知的興奮を体験し、
物理学を勉強したくなり、九九から勉強を始めて、
名古屋大学大学院を卒業されました。
彼は、この本の中で「基礎学力」の大切さを述べている。
教育学者・齋藤孝(さいとうたかし1960年生まれ)の
『勉強のチカラ!』(宝島社2005年)から、
勉強すると、楽しみの幅が広がり、
感性の深みが生きる意欲になることを学ぶ。
2020年5月19日
勉強は、生きる意欲と楽しみを育てる!