14ヶ月の間、がん転移なし | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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乳がん・転移、経過観察中の妻は2ヶ月ぶりに、有明の放射線科を受診してきました。


以下、あらましだけ記させて戴きます。


浸潤性乳管がん、ステージⅡa グレード3、術後4年近く経った時から リンパ節転移・骨転移を重ね、ステージⅣに進んでいる妻です。


昨年末から腰痛や背部・肩関節痛を訴えており、それは、未だに続いています。痛みの度合いに波はあるものの、日常の生活を楽しんでいる。いや、楽しもうとしているのか、・・・妻は何事にも前向きなのです・・・。


この日のCТによる検査では、がん転移の兆候は観られず所見は「異常なし」でした。

ドクター曰く、腰痛・背部痛の原因を推測すると、今までの治療痕にも異常は観られず、骨転移ではなく骨粗鬆症(こつそそしょうしょう)が原因なのでしょう? と云うことでした。


また骨転移が発見されるのではないか? と不安になっていた妻でしたが、その様子を観ながらドクターに問いかけてみた。



「術後4年が過ぎようとしていた時、僅か4ヶ月の間にリンパ節転移・骨転移を繰り返した妻ですが、その後、一昨年11月と昨年の3月に放射線治療を終えてから、検査を繰り返しても治療を要するような転移病変は発見できない、ということですよね?」 (妻の心に刻み込んで欲しくて) 確認してみた。


ドクターは、「そうです。あぁ~ 転移が止まってから14ヶ月間になりますね。・・・確か、他の治療(化学療法)は何もしていないのですよね。点滴していますか?」、と尋ねられる。


私は、点滴の意味を考えていた。


何を知りたいのだろう? と思いながら ・・・「高濃度ビタミンC点滴をしていますよ。」 ・・・と答えた。 

ドクターは「2ヶ月ごとに検査を繰り返してきましたが、次は3ヶ月後の8月まで様子を観ましょう。」と言うことで、その日の診察を終えた。

点滴していますか? と言う質問の意味を考えながら・・・でも何だろう?・・・疑問を持ちながら、会員制クリニックに向かった。

 

会員制クリニックの医師にその意味を聞いてみると、「有明の先生は以前、ビタミンC点滴をしながら抗がん剤を打つと、がんがどのように変化するかを観る研究をしていた。ですから、放射線治療専門医ではありますが、ビタミンC点滴のことはそれなりに関心をお持ちなのだと思いますよ。」と教えてくれた。


私は得心できた。


高濃度ビタミンC点滴療法を第三の抗がん剤、と位置づけたのはH.リヨルダン博士ですが、その解説書の中に「抗がん剤とビタミンC点滴を併用すると効果が大きい」、と言う記述がありました。

そうか・・・それを確かめるために有明のドクターは治験として実践していたのか・・・得心できた、と云うのはそういう意味でした。


やがて、妻の骨転移について話が移る。

(私たちの体の中では、毎日壊れゆく骨を毎日造り変えています。しかし、その機能が低下する状態になると病的に骨がスカスカになってしまい「骨粗鬆症」になってしまうのです。

原因はいろいろな要素があるのですが、妻が骨粗鬆症に陥る原因は、妻特有の乳がんです。(そうした特異的な病態に陥らない乳がんも多くありますので、ご自身の乳がんと重ねないでください。)

エビスタ錠(骨に存在するエストロゲン受容体だけに作用することで骨粗しょう症を治療する薬)を追加して頂き、3ヶ月後に骨密度を検査する、ということで話しを終えました。

その後、がんの栃木くんについてお話しました。

医師「栃木くんの病態は進んでいます。」・・・については、・・・ 今日、栃木くんと1時間ほどお話しましたが、改めてお知らせします。