骨転移で痛みを訴える妻 | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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痛みで顔を歪められると、どう対応して良いのか、答えを導き出せなくて困りました。(鎮痛薬のアスピリンやロキソニンでは効果がなく、飲んでも、23日で胃を壊してしまう妻です。妻はそれを分かっているだけに、尚更、何も言えなくて。)


痛いのだから、顔だって苦痛で歪みます。


妻が訴えてきました。3月に処方してもらった、麻薬の痛み止め・・・まだ余っているので飲んで良い?」


この問いかけに、疼痛を訴える妻の苦しみの度合いが想像できました。


3月時点で、骨盤に骨転移した痛みに鎮痛薬として処方された薬がありました。辛い痛みを取り去って欲しかったのです。

その2年ほど前に、腰椎圧迫骨折で激痛に苦しんだ時に、麻薬鎮痛剤(オキシコンチン錠、オキノーム錠)が劇的に腰の痛みを取ってくれたので、その鎮痛効果に助けられたことがあって、今年の3月にも、骨転移してその痛み止めとして処方してもらったのです。


ところが、麻薬の薬は飲むと痛みは薄らぐものの吐き気がして、食事も喉を通らないので止めたい、と訴えだしたのです。

この度、再び痛み出した背中の痛みに麻薬鎮痛剤を飲んでも良いか? と訴えたのです。酷かった吐き気は記憶にはあるものの、それを超えて、鎮痛効果に期待したのです。


私は、そう理解しました。



今日の妻は、殆ど何も家事をできませんでした。炊事、洗濯、掃除、その他諸々、できないのに動こうとします。表現の仕方によっては「健気 けなげ 」とも言えますが、別の言い方をすれば「勝気で頑固な女」とも言えます。


「健気な性格」は一見、美徳のように感じますが、別の表現に置き換えた「勝気で頑固な性格」は、本人にストレスをかけ続けて、それこそ、発ガンを促進させているのかもしれません。


今回の痛みが消えた折には、妻にしっかりとお説教()しようかと思います。



ところで、夫婦は安穏とした生活を営んでいると、それこそ幸せの絶頂のように感じるのかもしれません。しかし、その半面、お互いの欠点や行き違う度に起きる摩擦に抵抗を感じるのだろうと思います。

どこの夫婦でも、多かれ少なかれそういう時があるのだと思います。


何故このような話を持ち出したかというと、吐き気がする・休みたいと言って寝込んでいた妻が、夜の食卓に起きてきて「食べるかな? 食べられないかも、・・・」と云いながら、十数分間同じ場に居た。

その時に私は不思議な安堵感を得た。

その場に妻がいるだけで心が安らいだのです。



私が晩酌しながら寛いでいる様子を見て、妻もホッとしたのでしょうか「やっぱり食べられないので先に寝るね」

同じ空間で、同じ想いを感じながら、「傍にいるだけで幸せを感じる」



夫婦なんですね