妻の乳がん、検査前日の話しです | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
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昨日は家に帰ってから、妻と乾杯した


一昨日、再検査に行く前の日の会話です。

『妻には、放射線の医師に、再度の放射線治療を勧められても、その場で治療日程や治療の承諾はしないように、と話した。

「なんでぇ~?」』・・・の続きです。


正直言って放射線治療は喜んで受ける治療ではない、できれば避けたい、と私は思っています。

しかし、ガンの発症部位によっては未治療で過ごすと、生活の質を低下させるほどの障害を残すとか、命を失うケースもあります。医師はそれを理解しているので、治療の緊急性と、経過観察をするときを見極めて、患者に説明してくれます。


ただ、医師の考え方として、ガンが大きくなると死んでしまう、との認識から必要以上に治療する、と云うこともあります。

患者としてもガンが大きくなるのは怖いし、何とか治療して欲しい、と願ってしまいます。



そのような危惧もあって、私は妻に色々話をした。

「昨年受けた放射線治療 50グレイはあまり治療の障害を引きずらなかっただろう?」

「でも今年3月の治療は、40グレイにも関わらず疲労感、吐き気、食欲不振、気力減退など辛かったじゃないか。」

「何故だと思う?」


「う~~ん。ビタミンEで喉の火傷はすぐに治ったけど、その他は体に堪えたよね、それも長かったし。なんで?」

「医師は、周辺の神経障害とか、動脈血管への障害とか、回復が難しい障害はとても気にしているけど、疲労感、吐き気、食欲不振、気力減退など小さな副作用はあまり気にしていない。きっと、時間とともに治るから、って思っているのだろうね。」


「活性酸素障害、フリーラジカル障害、これは抗がん剤や放射線治療の典型的な障害なんだよ。後々まで尾を引く。」

「ビタミンC点滴にグルタチオンを添加して、その後遺症を消す努力したけど、それでも届かなかった。治療を終えて半月も食欲がなくなって、サプリメントも飲めないほど辛くなってしまった。ガン治療にはデメリットになってしまった。」


3度目はもっとキツくなるよ。だから、再度の放射線治療を勧められても、その場で治療日程や治療の承諾はしないように、と言ったんだ。検査結果を知らされたら、即答せずに、別の治療は無いか考えよう。」、と言いたかったのです。


放射線治療がガンを消す、この治療があるから安心、と思っている妻には辛い話なので、ガンになってからはこの説明を躊躇していた。


もう一つ付け加えた。

「転移して発見できた腫瘍が一ヶ所だったとしても、CTPET検査では全身に広がった小さなガンは見つからない。時間が経てはやがて腫瘍は大きくなって、また、発見されるのが常だ。」


「放射線治療は、目(画像)に見えるガンしか治療できない。局所療法なんだよ。」

「そうして局所的にガンを叩いても、その後に転移・再発するガンは悪性度を増して、もっとひどく暴れだす。これではモグラ叩きだ。」


「じゃ どうしたら良いの?」

「結果が出たら考えよう。・・・分子標的療法とか免疫療法とか、いろいろあるし、あまり心配するな。」


「脂溶性ビタミンとプロテインを摂るとお腹を壊すようになった。2度目の放射線治療以来、それが顕著だ。お腹を強化するグルタミンの増量、サプリメントの少量頻回摂取。それを心掛けようね。」

検査前日の話しでした。



検査当日の朝、妻が言い出した。

「昨夜は、グルタミンをイッパイ摂って栄養を飲んでみた。下痢しなかったよ♪」


・・・時々素直になる妻です・・・