姪は順調に痩せ始めた | 髭の拝さんのブログ

髭の拝さんのブログ

病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
物売りサイトじゃないです。
よろしくお願いします。

 

516日のブログ 「美しく痩せたい」、の続きです。

姪の場合、健康を取り戻すためのダイエットなので、注意深くアドバイスしなくてはいけない、と思っている。と云うのは、8年ほど前には子宮がん検診で、子宮体部の粘膜異形成・グループ、と診断されていた。

その時に会員制クリニックを紹介するから、検査を受けてみようと言うことで、血液検査だけは受けていた。しかし、問診・経膣エコー・細胞診等々の診察は本人が選ばなかった。

翌年の検査では、おそらく子宮体がん (グループⅣ) であろうと診断されて、子宮・卵巣の摘出手術を受けている。

そうした経緯もあって、3年ほど前から膀胱がん、再発、再再発、さらに再発と手術を繰り返している状況に本人も苛立っていた。

8年越しの会員制クリニック受診、そして栄養療法を選択したいと、姪も本腰を入れる決心がついたようだ。

それだけに、痩せるだけではなく、健康を取り戻して美しく痩せるのは治療目標なのです。

私の立場はあくまでお手伝いです。

しかし、お手伝いと云う立場の表明は責任逃れではありません。国から資格を頂いた医師は、マニュアルに従って検査・診察・診断・治療へと進みますが、奇しくも良き結果が示せなくても誰からも責任を問われることはありません。

私ごとき素人の立場はそういう訳にはいきません。身内といえども患者から相談を受けて、治療方針についてアドバイスを入れて患者が納得したとしても、良き結果に結び付かなければ患者を取り囲む方たちや親族から「あの時、髭の拝さんの云うことを聞かなければ助かったかもしれない。」・・と、陰口を叩かれるのが普通なのです。

それだけではなく、場合によっては医師法違反に問われることもあります。

ですから、有資格者よりも素人は相談者(患者)を慈しみ、慎重、かつ、真剣に対処しなくてはいけないのです。

それなのに手を差し伸べるのは、私が負うかもしれない重荷を考えるよりも、姪の苦しみを軽減しなくてはいけない、と思う気持ちが優ったからです。

前置きが長くなりました。

このようなケースで、巷で人気のある低カロリーダイエットを選択すると、がんを悪化させる可能性もあります。

見比べを分かり易くする為に、ダイエット法を治療的ダイエットヤツレダイエットに分けて表現します。

姪の場合、1日の消費カロリーを2200kcalと算定しました。基礎代謝 1200kcal1日のエネルギーとして食事で確保する。運動エネルギー・摂取熱エネルギー・条件熱エネルギー、の計1000kcalを不足させて、そのエネルギー不足から体に生じるリスクを、タンパク質・ビタミン・ミネラルでカバーする方法を取っています。

一般に行われているヤツレダイエットのように、2200kcalのところを12001500kcalの食事のみで対処するのが普通だと思います。

その取り組み方の違いでどのような結果が生まれるのだろうか?

この検討は大事です。これからダイエットを試みようと思っている方にも、ヒントとなるように記していきたいと思います。