心と身体を緩めて穏やかなあなたへ戻す場所
治療院 『ばいたるえなじ～』
癒し手しげさんのアシスタント、くみです。
みなさん、苦手な食べ物はありますか？
うちの双子の娘達は、
ピーマン、ナスが苦手なようです。
妹は一応頑張って食べるのですが（親が怖いのか…笑）、ほんの少し。
お姉ちゃんは、
妹が「私これだけ頑張ったから、残り食べてくれる？」なんて甘えると「しょうがないな〜」と
食べてくれるので、
苦手だけれど食べられないわけではないらしい。
ちなみに私はミニトマトが苦手でして…
娘達に好き嫌いなく食べなさい
なんてあまり言える立場ではないんですよね。
そういえばしげさんは
好き嫌いなく、なんでも美味しそうに食べます。
そんなしげさんに、娘たちの好き嫌いについて相談してみました。
「食べ物の好き嫌いについてどう思いますか？
娘達、特に妹の方が結構好き嫌いをするんですよ」
『好き嫌いはあって当然だと思うよ。
でも、だからと言って嫌いなものを食べないってのは違うと思う』
「やっぱりそうですよね」
『例えばさ、椎茸が嫌いで口に入れたら嘔吐く（えずく）って人いるじゃん？
そういう人に、好き嫌いせずに食べろって言うのは酷だよ』
「はい」
『でも、そこまでじゃないんなら食べさせるべきじゃないかな。
もし、自分が自炊をするんなら、嫌いな食材なんて使わなきゃいい。
だけど、誰かに食事を作ってもらったのなら嫌いでも食べるべき』
「なるほど」
『好き嫌いを含めて、
機嫌とか感情とかって全部自分の勝手でしょ？』
「しげさん、よくそう言いますよね」
『食べ物に限らず、人だろうと物だろうと、
何かを好きでも嫌いでも人に文句言われる筋合いはないのよ。
ってことは、それを反対に考えると、
そういう自分の勝手なもんを、人さまに向けちゃだめってことじゃん？』
「人に向けるって？」
『すげぇ嫌いなヤツがいるとするじゃん？』
「はい」
『でも、そいつのことを嫌いなのはわしの勝手なのよ』
「ええ」
『だから、勝手に嫌ってればいいんだけど、
嫌いだからといって、
そいつのことを殴ったりしちゃダメじゃん？』
「それはそうですね」
『まぁ、殴ったりってのは極端だし、
嫌いなヤツには関わらなきゃいいんだけど、
同僚とかクラスメイトとか、
嫌いでも付き合わなきゃならない相手だったら、
嫌いだからといってケンカとかせずに、
普通に関わったり付き合ったりしていくしかないでしょ？
別に仲良くする必要はないけど、
わざわざ「お前が嫌いなんだよ」ってアピールする必要もないじゃん？』
「たしかに」
『嫌いな食べ物も一緒だよ。
わざわざ嫌いって言う必要はないと思うんだ。
小学生に対して厳しいかもしれないけど、
嫌いな食べ物を嫌いだとアピールするメンタルと、
嫌いな人に攻撃的になるメンタルって同じ気がする…』
「なるほどねぇ。
ところで、しげさんは嫌いな食べ物ってあります？」
『う〜ん、セロリは大嫌い。パクチーもダメだな。
あとは人参かな。
あいつらは、わしの人生には必要ない』
「え？でも人参とか美味しそうに食べてますよね？」
『お店の人を含めて、誰かが作ってくれたものに入ってたら、
絶対に文句は言わないで食べるよ。
でも、自分が作るときには入れない』
あぁ、そういえば、
しげさんが作ってくれるカレーには人参が入ってない…
（笑）
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