最近の巷での未来予想は暗いモノばかりが多くて、特に日本に関しては中共に乗っとられるのは避けられないだとか、あるいは軍拡と核武装あってこそ国を守れる(かもしれない)といういずれも悲観的な意見が飛び交っている中、そんな時は悲惨な過去ばかりを引き摺った世論ばかりに目を向けていないで若い世代の見方に注目して見るものだ。

 

「日本再興戦略」の著者落合陽一氏は、弱冠30歳、メディアアーティストという肩書き。この職業はメディアに新しい意見を提案するというものだと言う。

むかしアサヒスーパードライのCMで出ていたジャーナリストで作家の落合信彦氏のご子息である。

さすがお父さんの視野を受け継いでいるらしい大胆な発想が痛快である。

 

1、近隣のどの国々からは学ぶべきところが必ずどこかにある。中国や韓国、北朝鮮からでも。

 

2、日本は仲良くする一つの国がなくてはならない。それはインド。カースト制度のあるあの国は、江戸時代の日本に似ている。

 

3、日本がよかった点は、士農工商と「商」を最下位においたこと、なぜなら「商」は、モノの価値を回転させることはしているが作ることはしていない。つまりモノを作る実体経済には参加していない。日本の近代化は、「士」の最高位でありながら、その下の「農」に近い身分の人々、あるいは「農」いわゆる百の姓を持つ人々によってなされた。

商取引、投資などは人の限られた情報を基にしたカンによるものではなく、これらは全てAIが今後担うであろう。百姓(ひゃくせう)の中(江戸時代なら浮世絵を描く人、土地を持たない次男坊の仕事とされた松前船を操る船乗りなど)にこそAIが立ち入れない仕事が渦巻いている。

 

4、5G移動次世代通信システム

2020年の東京五輪前後には、現金でモノを買うのは覚醒剤かオレオレ詐欺の受け子くらいとされ、現金を持っているだけで逮捕されるほど仮想通貨が当たり前になる。

 

5、駅、空港、銀行、タクシーなど完全無人化。2060年には日本の人口は8千人に減少するが、無人化システムのおかげでGDPを成長させる。そして日本は高齢化少子化社会を通過し、かわりに中国は一人っ子政策の影響もありその頃全人口のうち70歳以上が一億を超える。ここでもかの国では人口が多すぎ失業者対策のためにも経済が回るように少しでも人を使う方針であるためロボット開発には熱心ではなく、その頃はロボット先進国である日本からの輸入に頼ることになる。

 

6、日本の本当の敵はカリフォルニアにあり、州だけでGDPはイタリアより高く世界で6位となる。その大きな企業であるGOOGLEやAPPLEなどアメリカ製品つまりモノはなくても広告や権利などによる収入が莫大である。そこでは少数がデザインをしたものを膨大な人数の大衆が購入すると言う社会システムにあり、その状況を終わらせる現象を「ブロックチェーン化」と言い、経済的中枢を真ん中に置く司令塔、経済的元締めを置かずにいろんなところから非中枢的な情報を発信する。つまり恐竜型企業が滅び、哺乳類型な小さな生命力のある企業が生き延びることになる。