bar Verdi


  皆さんと写真の散歩はヴェルディ通りまで進んできたが、その通りのスカラ座を右に見て、道を挟んで向かいには、歴代の音楽家たちの胸像や写真などがお店の正面のガラス越しに見えるのがCaffe Verdiだ。イタリアを代表するジュゼッペ・ヴェルディにちなんでつけられたこのバールは、ヴェルディ通りということで名前も覚えやすいし、スカラ座の隣とはなんともいい場所だ。中もアンティークな雰囲気がたまらなく優雅にさせてくれる。


 さて、ここを通り過ぎるとスカラ座広場が前方に見える。スカラを見ているようにレオナルド・ダ・ヴィンチ像が立っている。ダ・ヴィンチは、トスカーナの人だったが、30代から40代のほぼ20年間をミラノで過ごしている。彼の像が4人の弟子たちの物となれべてここに置かれたのが1872年で、それまで、ここには広場がなく、スカラ座の正面は、馬車が走り、人が大勢歩く通りだったに過ぎない。


 スカラ座とはたくさんの建物を隔てて、それよりもずっと前から建てられていたマリーノ宮と正面同士向き合うことになり、おまけに大きな銀行がその二つの歴史的な建物の間を広場を正面にして建てられている。

 スカラ座のファサードがもともと小さいことから他の建物に圧倒されている。イタリア統一後(1861年)スカラ座の正面右から壮大なドゥオモ大聖堂の方向には、建物と建物を鉄骨とガラスのアーチを架けられた。つまりアーケードの誕生である。このアーケードGalleriaはヴィットリオ・エマヌエレ2世といい、初代のイタリア王のことで、イタリア統一を記念して作られたミラノ市民のサロンだ。


davinci

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