ヴェネツィアでおのぼりさんもなかなか快感

ヴェネツィア


 「初心忘するべからず」という。イタリア滞在15年の私だが、新鮮な気持ちを味わいたくて、実時も左もわからない観光客に成りすまし観光をするのは楽しい。ここでは、上記のように有名なサン・マルコ広場から迷路のようなこの町の穴場を探検した写真を紹介する。


コンタリーニ


 コンタリーニの階段はヴェネツィアのドージェをたくさん輩出した由緒正しい一家の屋敷。

 メインストリートから外れているので、地元の人の案内がないと迷ってしまうこともある。

 そうでなくても、ヴェネツィアはまるで迷路のような町だ。


ゴンドラ


 この隠れ名所のコース上に50セントゴンドラがある。と言っても、運河の向こう岸からこちら岸まで乗せてもらう超ショートトリップだが、これまで観光客の人がパッケジツアーでン万円払って数分乗せてもらうゴンドラ周遊を考えると、このゴンドラ体験でも十分ではないかと思える。記念写真を撮るのも同じだ。

 ここの船着場をデジカメで取ろうとしたら「ダメだ」と言われてしまう。このブログを見た人が、どんどんそこへ行けば彼らだって儲かるではないか?と思うが「ま、いっか・・・」と、やめておいた。もし、このゴンドラに乗りたければ、私に連絡して。


フロリアン フロリンアンカップ


 再びサンマルコに帰り有名なカフェ・フロリアンでおのぼりさんを満喫。ゴンドラを何艘も出しているツアーたちも日本人ばかりだが、この有名なカフェで、音楽つきで、広場に座ってコーヒーや紅茶を飲んでいるのも日本人ばかり。イタリアでは、カウンターで立って飲むコーヒーはとても安い。バンドの生演奏は、コーヒーを飲まなくても広間でどうせ聞こえるから、広場のお客さんの周りには、ただで聞いている人がぐるっと囲んでいる。以前日本人だけで広場で座って飲んだときのレシートを見ると「音楽料金」が加算されていた。

 この日、我々は音楽を立ったまま、ただで聴き、その代わり店内カウンターでコーヒーを飲んだのは、パオラさんが奢るからと誘ってくれたからだった。店を出る時、カフェ・フロリアン記念グッズ販売コーナーがあり、案の定日本人店員までいたのには「さすが」と私は呟いた。


つづく。