歩道 高速道路


 5月になり、春真っ盛りと言いたいところだが、毎日何を着たらいいのかわからない日々が続いた週末、突然海に行くことになった。お知り合いのパオラさんから招待され、また、生活体験する人へ紹介する下見も兼ねたたびの前にミラノのオフィスに寄り、メールを点検してから行こうと思ったら、その朝、オフィスのコンドミニアムの修理工事をさせろ!と強制的に土方が入ってきてから災難!なんと、光ファイバーの機会などのある辺りの壁に穴を開けるという。オフィス自身は問題がないのだが、その下の階では、壁の中を通る排水用パイプから水が漏れ、壁にしみが出来ているという。うちの壁内部のパイプが壊れているのが原因可動化を調べるために、一応見せてくれという。この時に壁を叩いて大量の粉が舞い散った。そして、コンピューターをつけてもインターネットは使えない。その回線で使われている電話も使えなくなってしまったのだ。

 これから5日間もミラノを空けるその期間に通信がストップしたらたいへんだ。このブログさえ利用できなくなるわけだ。


 早速、高速回線のFAST WEBの工事に来てくれた。海に行く出発時刻は遅れてしまったが、意外に早く解決をしてくれ、高速道路に。

 最悪の一日だと思いながら、ミラノの町並みを見ると、広い歩道にもたくさんの車が駐車してあり、しかも、歩道を車でかなり走りながら、車道へと出なければならなかった。

 嗚呼、早く町から出たい!高速道路ではラッシュアワーもあり、何度か渋滞。でも海が待っている!

 海に到着前に、Verona東出口より少し先のMontebello出口、そしてLonigoという町に入り、パオラさんの家を探す。その人の家に到着してびっくり。町の中心地にある大きな豪邸だったのだ。


パオラの実家 美術館のような家の中


 表構えでも大きな家なのはわかるが、内部を案内されて、大きさだけではなく、個人の家でこれだけ美術品の収集されているのが、現実とは思えない。一流ホテルならともかく、そんなところで生まれ、住むというのはどんな感覚なのだろう?


 その家でパオラさんを乗せて、車は再び高速道路でさらに東へ。

 すっかり夜遅くなってしまったが、翌日外へ出て海を見たとき、「やっと来たんだな」と心が軽くなった。

Jesolo浮き輪 Jesoloの町並み


  イエゾロ(Jesolo)は、ヴェネツィアを海から隔てる潟のラグーナLido di Veneziaの東にあるLido di Jesoloという海岸で、この名前は、ファシズム時代の詩人ガブリエレ・ダヌンツィオがつけたという。海岸は12キロもあり、一番西側の港からヴェネツィアなどへと行ける。

 ヴェネツィアからは、空港方面へと向かう。


cond.Apollo 砂浜


  パオラさんはミラノ、そしてお母さんの家を含めるとロニーゴ(実家)に2件、サルデーニャ島、そしてこのイエゾロと5件も家を持っている。(上左がそのコンドミニアム)こちらは、本来海水浴客に貸しているという。

  運良く、この日は、すごくいい天気。さっそく(足だけ)海の中に入ってみた。この時期はドイツ人が実だって多く、高齢者は寝そべっていたが、若い人や子供は砂浜で大はしゃぎ。こちらは自然から、人々からエネルギーを受け取り元気が回復した。