Gelateria

  日本でも「ジェラート」と言う名でも知られている通り、イタリアのアイスクリームは、「そこらのアイスクリームとは違うのだ!!」

 またジェラートの季節がやってきた。イタリアではジェラート屋さん「GELATERIA」というお店があちらこちらで見られる。ピッツァお店は「PIZZERIA」として、これは有名だが、同じようにこのジェラート屋さんは多い。イタリアに住む楽しさの一つだ。日本では「お好み焼き屋さん」とか「ラーメン屋」という他の国では一般でないものが当たり前になっているのと同じだ。


 そもそもアイスクリームはイタリア人が発明したもので、現在のようにコーンの器に入れて、歩きながら食べるのも、在米イタリア人による発明だという。本場のものは、乳脂肪が多く、あらゆるフルーツやコーヒーやチョコなどあらゆる素材を使ったジェラートを普通一つ以上をチョイスして注文する。


 日本人はこれを舐めるというよりかぶりつくと言う食べ方をする。日本では製菓会社のアイスを食べてきたし、それは硬いのが当たり前だったからだろう。イタリア人の場合は、舌をチョロッと出してペロペロ舐め続ける。イタリア男の友達に言わせると女性がジェラートを食べるシーンは性的な刺激を自分にも、またその食べるシーンを見る人にも与えるのだそうだ。何に対しても「性」と結びつけるところはイタリア的だが、イタリア語という言葉にまで「性」があるのだから、「性」と言うものの存在を当然のこととして受け止める民族なのである。