われらが勇者・光源氏が「太政大臣の地位」と「理想の女性」というゴールに向けて冒険を繰り広げる
一応シリーズものなので、興味のある方は上記リンクをたどって最初からご覧ください。
さあ!盛り上がってまいりました勇者・光源氏の大冒険。
まだまだ全然序盤ですが、いわゆるオフィシャルな敵ボスである「弘徽殿女御」に加えて、プライベートな敵ボス「六条御息所」が出現。
二人とも、光源氏より年上で、いわゆる「格上」の女性。
順調に女殺地獄を行くわれらが光源氏。
ところで源氏物語にも一応、ほかの男子の登場人物もいます。
いまのところ、光源氏の父親であるところの帝、くらいしか出てきていませんが、この時点でもう二人、まあまあ重要な男子が登場しておりますので、ご紹介しておきましょう。
一人目は、
光源氏をローレシアの王子とするなら、サマルトリアの王子的立ち位置(?)
左大臣家の跡取り息子、通称、頭中将(とうのちゅうじょう)。
いや、まあローレシアの王子とサマルトリアの王子というのはドラクエ2の主人公たちで、関係は確か、いとこ同士。
もう一人のいとこ、ムーンブルク王女を加えて3人チームで世界を救う勇者たちで、実力はだいたい同等・・なのかな・・
でも作中の扱いというか、人々の認識として、ヒーローはローレシアの王子、サマルトリアの王子はその補佐役、って感じですよね? 違ってたらすみません・・。
こちらの二人は、義兄弟同士。
左大臣家の跡取り息子ということは、光源氏の正妻であるところの葵上の兄君です。
(そして母親が帝の妹なので、この人たち、いとこでもあるんですけど・・まあそれをいうと登場人物の多くが近しい親戚なので・・)
そして、もちろん、超エリートセレブ。妹である葵上が美貌の姫君であることからもわかる通り、外見も美しく才能にあふれ、光源氏よりも年上。
通常であれば「当代一の貴公子」というのは、左大臣の息子である彼のものだったでしょう。
ところがこの頭中将、同世代に光源氏がいたのが不幸だった。
美しさも賢さも華やかさも、ことごとく年下の義弟である光源氏に及ばず、なにかというと引き立て役扱いに回されてしまいます。
でもそれでも!
光源氏と「並び称される」ことができるのは、後にも先にもこの頭中将だけ。
そして光源氏にとっては唯一の「男友達」もこの人です。
ちなみに頭中将という呼び名はお仕事上の肩書なので、(イメージとしては営業次長くらい?若手出世頭のポジションという感じ?)出世とともにもちろん変わっていくのですが、何しろ本名が分からないので、便宜的に「固有名詞として頭中将」、と呼ばれるのが一般的です。
この時代の身分の高い人たちはみんな名前を呼ばれないからわかんないのよ!
そしてもう一人の重要な男性、
こちらはちゃんと名前がある、惟光(これみつ)。
名前があるのは、比較的身分が低いからという理由だと思われますが、その正体は光源氏の乳兄弟(母親が源氏の乳母)にして、一の子分。
光源氏がなにかをやろうとしたり、やらかしたり、いろんなところで登場し、サポートしています。
身分が低いとは言ってももちろん普通の人からしたら雲の上の人なんですけどね・・最終的にはきっちり参議(超えらい)になってるしね・・
けれどそれも、光源氏のために献身的に数々の汚れ仕事を引き受けてきたから、とも言える。
昔の出世競争っていまもむかしもあんまり変わらないのかも・・。
さて、源氏物語に登場するこの時点で数少ない重要な男性であるこの二人。
二人とも、前回の記事で殺されてしまった夕顔に深く関連しています。
サイキック地雷貴婦人である六条御息所に遠隔で呪い殺されてしまった夕顔と、彼らの関係とは・・
続きます。
現時点での勇者・光源氏のステータス
カリスマ臣下レベル 28
装備:呪われた光の剣(葵上)
獲得アビリティ:「光り輝く美しさ」「帝の寵愛」「左大臣家の後ろ盾」←消滅の危機
背負う呪い:「光り輝く禁断の不倫」「地雷貴婦人の嫉妬」←NEW
現時点での敵(プライベート)・六条御息所のステータス
絶世の貴婦人レベル 42(当代一の美貌と教養をたたえられる貴婦人)
装備:全東宮の妃の肩書
獲得アビリティ:「遠隔で他人を呪い殺すサイキック能力」
背負う呪い:「貴婦人のプライド」「年上女の憂鬱」「捨てられた女の怨念」