おもむろに、ブログを再開してみることに・・

まだ読んでくださっている方、いるのかしら。本当はFB用に書いているものなので、若干テンション違いますが、そこはご愛敬ってことで!

 

イタリア、メンズファッションのレジェンド中のレジェンド、フランコ・ミヌッチ氏と、その義理の息子でデザイナーのレオナルド・タッツァーリ氏。

この世界が好きな方から見たら気絶するほどのスーパースターたちと、頑張ってお仕事していまいりました…もちろんMP削りながらだけど!

 

今朝は、朝いちばんで、イタリアの携帯を再起動するため、イタリアのドコモ的なショップに行きました。
開店前から並んで、私三番目。でもその後続々と人々が現れ、開店時には10名弱の列が。
そして、やっと扉が開いたら…窓口にいる人、一人!と、ガードマン。二人の会話からすると、もう一人のスタッフは電車にまにあわなかった、とのこと。
開業時間に間にあわない、って、そんなサラリと言うこと??

ひとり目が手続きをしている最中に、並んでた客の一人が、「この時々聞こえるピピピって音はなんだ?気に触る」とガードマンに質問。
何らかの警告音が、30秒おきになっているらしいけど、別にそんな気になるほどのものでもないけど…しかし、ガードマンは、「さあ?」いやいや、アラーム音の意味がわかんないガードマンってなんなの?意味あんの?

しかも、ガーどマン、手続き中のたった一人のスタッフに、「これ、なんの音?」と質問。途切れる手続き。そしてまたさっきの客、「気になるから止めてくれ!」
いやいや、それはたとえば、電子レンジの中にモノを置き忘れた時にひっそりと鳴るような、控えめなやつだから、別にいま原因究明いらないのでは?
しかし、窓口を離れ、アラーム音を聞きに行くスタッフ。もちろん中断、長引く。しかしそもそもどこから音がしてるかもよくわからない模様。音を頼りに探し回る一幕を挟んで、やっと、遅刻のスタッフ登場。
もともといたスタッフは
「業務始める前に、あのアラームのこと、セキュリティに電話して調べて」とのこと。
もちろん、電話は長引きます。
そして待つことしばし(ここまでで25分経過)、やっと呼ばれる私。遅刻したスタッフと手続きが始まったとたんに、店に電話が掛かって来る。
アラームの原因について、セキュリティから調査の結果が知らされている模様。
わたしの手続き、中断すること5分。
さらにその間に、ぞろぞろと、作業着姿の男たちが入店、長蛇の列を無視して「で、どこから手を付ければいいんだ?」

スタッフ1は、何故か遥かかなたにおいてあるらしいプリンターから書類をとりに行くため、離席中。
スタッフ2(わたしの手続き中)は、セキュリティと電話、しながら、電話の相手に「あっ、エアコン修理の人が来た!ここ3日、エアコン壊れてて大変だったの~」
私(心の声)「えっ、その説明、セキュリティ会社との電話で必要??」

なんとか電話が終わった彼女、エアコン修理人たちに向かって「どのエアコンかわからないの、ここに来るの3日ぶりだから。」
印刷物をとりに行くという壮大な旅をクリアして帰ってきたスタッフ1も、「私も3日ぶりだから知らない。今日非番のこに電話して聞いてみたら?」
私(心の声)「えっ、うそでしょ」
スタッフ2「いや、さすがにこの子(私のこと)に悪いから、あなた電話して」
スタッフ1「了解」
スタッフ1が対応中だった人、放置を食らう。

やっと私の手続きが再開し、それはそれは丁寧に、お得なプランを探してくれるスタッフ2。時間かかる。手続きが終わると、もちろん、印刷物クエストに出発。
いやまじで、なんでプリンター手元に置いとかないの??

やっとすべてを終えて、かかった時間、50分。朝いちから並んで、三人目なのに。
待っている人は、20人になんなんとする勢い。

そうこれがイタリア。
ツッコミどころが多すぎて何をどう突っ込んでいいかわからないけど、そんな、店の不具合は営業時間外になおしてくれる?とか、どのエアコンか壊れてるかの引き継ぎがない、とか、客が並んでる時になんでどーでもいいアラーム音の処理してんの?とか。手続きちゅうに他の人に電話するのやめてくんない?とか。
客も、なんで自分の待ち時間が長くなるようなこと言うかな、とか。

ちなみに大騒ぎしたアラーム音は、営業時間外にスタッフ1が、荷物受け取りのためドアをあけたことが原因、とのこと。
…もう、言葉もない。

でもこれがイタリア。イタリアと直面するということは、こういう事に苛々しない大きなハートが必要、ってことです!!
私には無理!!!!
ホント疲れる。ほんと、つかれる!!!

この夢のように美しく、天気もものすごく良くて、ご飯もすごく美味しい、お店にも素敵なものが溢れる国イタリア、ひとびともすごい優しくていまだに私を東から来たお人形さんのような美少女(笑)として扱ってくれるイタリア、しかし、もう、なんと言うか国の根幹からして、住んだり、仕事をするにはありえないイタリア。
バカンスで暇ならね、いいけどね。
私の仕事、そんなイタリア人とビジネスして発狂しそうになる日本人の皆様と、逆に日本人のツッコミどころ(これはこれで、いろいろある)に苛々するイタリア人の間に入ることなのでね。
お察し下さい、ってやつですよ。

到着時、フィレンツェに着陸できずなぜか問答無用でピサに降ろされ、大勢のスイス人の困惑と混乱とともになんの情報もない地獄を食らった件については、気が向いたらまた書きます。
これも、仕事じゃなければ、せっかくだからピサの斜塔でも見ていく?ってなるんだけど、時間に追われてる時だとマジで悪夢。

 

仕事以外でこれだからね・・もうほんとにね・・