
Sugoというのは、イタリア語で「煮込んで作ったソース」という意味。
Carneは「お肉」。
なので、Sugo di Carneというのはそのまま、「肉ソース」という意味なのですが、
実はこれ、昔イタリアに住んでいた頃のボーイフレンドの、お母さんのお得意のレシピでした。
彼のおうちでは結構頻繁に(けれど「ご馳走」というポジションで)食卓に供されていたのですが、ほかのところではあんまり食べたことないから・・たぶん、「家庭の味」というか、秘蔵のレシピ、だったんだと思うんだけど。
実は我が家には今、イタリア展で買い揃えたちょっといいワインがたくさん並んでいるため、お料理もできればそれに合うものを作ろう、と思うわけなのですが、
うちの清四郎は
とにかくトマトソースが好き━━━(っ'∀`c)━━━━!!
なのです。
わたくしは、オイルベースにハーブを利かせたちょっと小じゃれたヤツ(たとえば白身魚とミントとピンクペッパーのタリオリーニとかね)を作りたいのですが、トマトソース大好きな人がそばにいると、なかなかそうもいきません。
なので結局毎回、赤い色のパスタを作る羽目になるわけですが、
本日のワインはキアンティ・クラシコ・リセルヴァ。
キアンティといってもピンキリですが、先日一応、そこそこのお値段のものを買ってきたので、本日はそれを空けることになりました。
ならば、やはりパスタはお肉っぽいやつがいいだろう、ということになり、久しぶりにつくったこのSugo di Carne。
ちょっと時間はかかりますが、手間自体は少ないし、何より超濃厚な、「イタリアの味」。
清四郎はよく、
「イタリアで食べるパスタは味の濃厚さ、深さが日本のイタリアンとはぜんぜん違う」
というのですが、さすがに今回は「おお、イタリアの濃さだ!」と頷いておりました。
相変わらず長い前置きですが、以下、レシピです。
1)お肉はできればスペアリブがいいと思うんだけど、スーパーの状況でばら肉のかたまりでも可。
これを適量。二人で300gくらい?
ばら肉のかたまりを買ってきた場合は、大きめに切ります。一口ではちょっと食べられないかな、ってくらい?
2)にんにく、にんじん、セロリ、たまねぎをみじん切り。それぞれ、量は適当です。にんにくはひとりひとかけくらい、にんじん・セロリ・たまねぎは二人で半分くらいが目安?
そしてこれを、オリーブオイルしいた鍋の中で泳がせるようにしていためます。お好みで唐辛子も。
3)野菜に一通り色がついてきたら、お肉を投入。
ちょっと強火で、肉がいいにおいでちょっとこんがりしてくるまで野菜と一緒にいためます。
塩コショウも少々。
4)そこに、トマト瓶(\_( ゚ロ゚)ここ重要!トマト缶ではなく、トマト瓶!ホールトマトやキューブ上になっているカットトマトではなく、Passata di Pomodoroと書いてある、裏ごししてあるトマト瓶を使ってください!)を、たっぷり加えます。
わたくしは先日は、700ml全部を二人前のために投入しました。
5)そして、煮込む!!!ひたすら煮込みます。
弱火にして、ちょっと隙間を開けてふたをしたら、延々と煮込む。
真っ赤だったトマトに、肉の脂が溶け出して、オレンジ色のどろっとしたソースになるまでひたすら煮込む!!
二時間くらいすると、オレンジ色のソースに赤っぽい脂がグラデーションを作るなんともいえないソースになってくるので、塩コショウで味を調えます。
6)できた!と思ったら、とりあえず中に入っているお肉は全部出します。
もちろん、お肉も散々煮込まれてやわらかくなっているので、これはまた別の日のメインディッシュに。
とりあえず今日は、肉を取り除いた後のソースだけを食べましょう。
じゃないと、濃厚すぎて少々カロリーとりすぎになりますので。
7)ゆであげたパスタにソースを絡めて、お好みでパセリを加えて完成!!
なにしろ結構な量の野菜類と、トマト瓶700mlを二人分のパスタソースにちょうどいい量まで煮詰めているわけですから、そりゃ濃厚でしょう。
そして豚のうまみと脂が溶け込んでいるので、お肉自体が入っていないのに、もう完全にお肉のソース!
本当は、スパゲティじゃなくてリガトーニなどの太目のショートパスタにあわせる方が美味しいと思うのですが、手元になかったのでスパゲティにしてしまいました。
取り出したお肉は、まだ食べていないんだけど、すごくやわらかくなっていたのでそれも楽しみー。
手間がかかるといっても煮込む手間だけだし、パスタソースと次の日の肉料理が同時にできるお得レシピなので、是非試してみてくださいませー。
ちなみに、今回のキアンティ・リセルヴァは、前回あけたワインより若干落ちました。
せっかく生ハムまで用意したのに、ちょっと期待はずれだったかな・・