世界に恥ずかしい総理 | ★世の中の嘘を暴き真実を見つけたい☆

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ある日、安倍政治の異常さ、危険さや嘘に気付きました。その怒りから政治の嘘を見つけ、真実を探す記事を書いています。記事の転載は自由ですが、著作権は放棄していませんので出典元記載はお願いします。

 アベ総理は確かに多忙な方でしょう。芸能人やマスコミ幹部との会食、ゴルフに余念がありませんし、外遊の回数も歴代総理の中で断トツの一位です。
 
 経済援助などの土産持参で、各国を訪問し、国賓として手厚い持て成しを受けられています。経団連各社を引き連れ、各国を訪問する様はまるで"大名行列"です。
 
 アベ総理にしてみれば会食や外遊、ゴルフの方が国会に出席するよりも遥かに楽しいでしょう。
 しかし、総理たるもの、お友達や取り巻きに囲まれ、チヤホヤされるのも結構ですが、アベ政権に対する苦言にも謙虚に耳を傾けるべきでしょう。
 
 野党の質問時間を減らし、国会や委員会への出席時間を削れば、野党の追及で嫌な思いをする事も避けられるでしょう。しかし、聞く耳を持たないような人物が国の最高責任者と言えるのでしょうか?
 
 諫言、苦言を忌避し、甘言ばかりに耳を傾けていると人間、周りが見えなくなります。
思い上がり、驕り高ぶり、次第に独裁者となっていきます。
 
 今のアベ首相はまさに独裁者です。そして彼は、それを憲法上も確固たるものにすべく、改憲案では内閣に全権を与える"緊急事態条項"を最優先事項としています。
 
  去年、ノーベル平和賞を受賞したICANの事務局長がアベ首相への面会を求めたところ、多忙を理由に面会を拒否しました。
 アベ首相は自分のイメージ宣伝にプラスになる相手となら喜んで会いますが、自らの政策遂行上マイナスになると思う相手とは会わない主義のようです。
 
 安倍総理がノーベル平和賞授賞団体の代表者との面会を拒否することは、唯一の戦争被爆国である日本として非常に残念なことであり、他国には理解に苦しむ奇異な対応に見えるでしょう。
 
 ICANの事務局長フィン氏は訪問先の広島で市民団体との集会に参加し、核兵器禁止条約に反対する日本政府を「核の脅威を助長している」と批判しました。 「日本政府が核抑止力を信じている限り、核兵器による脅威は続いていく。このままでは核保有国と核の傘の下にいる国が核兵器が使われる状況に近づけることになる」と。
 
 核信仰を捨てない日本政府が、北朝鮮の核開発を批判する矛盾を他国はしっかり見ています。日本が北朝鮮に対する圧力を強めると言うのなら、先ずは自ら「核廃絶」を訴えて範を示すべきなのではないでしょうか?
 それは世界唯一の被爆国だからこそ出来る事です。
   それどころか、平和を希求する私たちの願いをアベ総理は壊しているのです。
 
以下ゲンダイの記事から転載します。
 
 
 
 
 

「日程合わず」と面会拒絶 安倍首相ICAN“門前払い”の狙い

 

2018.01.16 ゲンダイ

 

 

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すげない対応で被爆国として恥ずかしい(ICANのフィン事務局長・右)/(C)共同通信社

 

 

 昨年、ノーベル平和賞を受賞したNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の事務局長で、初来日中のベアトリス・フィン氏の面会要請に、安倍首相が門前払いをくらわせた。

 

 フィン氏は長崎大の招待に応じて12日に来日した。長崎、広島を訪問し、きょう午後には超党派の国会議員との討論集会に参加。ICANの主要運営団体「ピースボート」によると、昨年12月22日と今年1月8日の2回にわたり、内閣府を通じて面会を要請したが、外務省から「日程の都合が合わず面会できない」との回答があったという。

 

 菅官房長官は面会拒否について、「日程の都合上だ。それ以上でも、それ以下でもない」と言い張るが、東欧歴訪中の安倍首相の帰国は17日午後4時ごろ。一方、フィン氏が日本を発つのは18日昼すぎだ。17日夕方から18日午前までの日程をやりくりすれば、安倍首相がフィン氏と会うことは可能だったはずである。

 

安倍首相は普段、官邸で「ミス〇〇」などの表敬訪問を受け、鼻の下を伸ばしているクセに、ノーベル平和賞受賞者の面会をすげなく断るとは、よっぽどICANの活動を毛嫌いしている証拠だ。

 

「ICANの平和賞受賞の理由は広島、長崎の被爆者と連携して核兵器の非人道性を訴え、使用・保有などを全面禁止する『核兵器禁止条約』の国連採択に尽力したこと。被爆国として日本は核保有国と非保有国との『橋渡し役』を自任してきたのに、安倍政権は『核の傘』に依存する米国の反対などを理由に禁止条約への署名を拒否したのです」(外交関係者)

 

 ICANの平和賞受賞後も、安倍政権は「政府のアプローチとは異なるが、核廃絶というゴールは共有」などと、味も素っ気もない談話を発表したのみ。ICANには一貫して冷淡なのだ。

 

「『日程の都合』なんて体のいい断り文句で、禁止条約に反対するトランプ米政権の機嫌を損ねたくないだけ。安倍政権は2016年4月に『憲法9条は一切の核兵器の保有および使用をおよそ禁止しているわけではない』と閣議決定。武器輸出三原則を葬り去ったように、いずれ『持たず、作らず、持ち込ませず』の非核三原則の撤廃にも道筋をつけたいはず。2年前のオバマ前大統領の広島訪問同行時には『核兵器のない世界へ』と表明し、広島・長崎の原爆犠牲者の慰霊式では『被爆者に寄り添う』と語っていますが、しょせん上辺だけ。核廃絶を望む被爆者を突き放してばかりです」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 

 被爆国の首相として恥ずかしくなる。

 

          〈転載以上〉

 

追記:

 ICANフィン女史は日本側(長崎大)の招きで日本を訪問しています。アベ首相の外遊日程を選んで来たわけではありません。ネトウヨにはワザと会えない日程を選んで政治利用したとの声がありますが、フエイクです。

 フィン女史は日本を訪れた際、被爆国である日本のリーダーに核保有国との懸け橋になってもらいたいという思いを直接伝えたく面会を申し込まれました。

 一方アベ首相は外遊で時間が無いからと面会を拒絶しましたが、帰国後の時間はお茶会で優雅にお茶を楽しまれていました。

 政治家としての責任よりも、個人的趣味を優先したわけです。