今回の選挙結果に納得している人はどれくらいいるでしょうか?
もちろん、私は全く納得していません。これほど民意とかけ離れた選挙結果は無いと思っています。
どう贔屓目に見ても衆議院議員選挙結果は安部政権に対する信任の結果でない事は明らかだからです。
実際に選挙前の安部内閣支持率(共同通信調査)は支持40.6%に対して不支持率は46.2%と、不支持が支持を上回っていました。
ところが選挙結果は自民党の大勝です。では国民の投票行動はどうだったのでしょうか?世論調査結果とは逆の動きがあったのでしょうか?
自民党の投票者に対する得票率は小選挙区で48%、比例区で33%でした。
分母を全有権者で見てみると、自民党の絶対得票率は小選挙区で25%、比例区では僅か17%です。
つまりは小選挙区でも国民の4人に1人、比例区に至っては6人に1人しか自民党に票を投じていないのです。それにも関わらず、全465議席の6割以上を自民党が占めているのは異常な事態です。民意とは全く逆の結果となっています。
これは違憲状態だと言っても過言ではありません。
また多くの方が既に分析されているように、民進党が分裂せずに当初の予定通りに野党共闘で戦っていれば、自民党は220議席程度しか取れておらず、単独過半数割れという結果になっていた可能性が高いのです。
自民党圧勝の原因を作った元凶は小池百合子と彼女に騙され?て民進党を売った前原です。完全なオウンゴールです。
仮に自民党が220議席程度しか取れなかったら、自民党内では責任問題となって確実に安部晋三は辞任となったでしょう。
そして改正とは名ばかりの憲法改悪も阻止できました。
今更泣き言を言っても遅いかもしれませんが、国民の民意が安部政権信任ではなかった事は明らかです。
安部晋三は「森友・加計問題では引き続き丁寧な説明をしていく」と言っていますが、言葉遣いだけ丁寧では意味がありません。正直に話す事、非があれば素直に認める事です。
安倍晋三と同類で、虚偽答弁を繰り返し、証拠隠滅を図り、安倍政権を守って国税庁長官に上り詰めた佐川宣寿氏ら官僚トップらにも罪を償わせるべきです。
正直者が馬鹿を見る社会が続けば国家は存続できません。正しい者、正直者が報われる社会を再建するためにも、息を吐くように嘘を吐き続ける総理は辞任させるしかありません。
私たちは選挙の結果に落胆せず、明るい未来を信じて前を向くべきです。子々孫々のためにも正義を貫くべきだと考えます。正直者が報われる社会を目指して。