セリフの覚え方……

台詞の記憶に関して、いままでは個人のモラルに任されて来た。これは裏では根性論とも言える。

果たしてそうだろうか?

安易に「台詞の覚え方」と あなどってはならない。

「台詞を覚える」という行為は、芝居の根幹に関わる重要な最初の行為なので、長く講義する必要があります。

中でも まず陥りそうなのが暗記だ。

今までの記事でかなり触れて来たが、暗記の蔓延はかなり深刻な問題だ。

とにかく暗記という行為にはかなり問題が多い。
ーーーーーーーーーー
芝居で暗記と言えば…
ーーーーーーーーーー
1)「語呂合わせ」
・1.相手や周囲のセリフ・歌の歌詞など何かのワードに引っかけて発動するように語呂合わせを行う。
・2.効果音や音楽、照明などのきっかけを何かの語呂合わせにして暗記。

2)「丸暗記」
・1.相手のセリフを含め全てを覚えてしまう。
・2.自分の担当のセリフに関するシーンのみ丸ごと覚えてしまう。
・3自分のセリフを単純に順番で前後のセリフごと丸暗記。

3)ストーリーを自分なりに解釈し、自分なりの解釈のもと自己演出を考え、言い方・抑揚・高低、さらには相手の出かた言いかたまで決めつけたうえで完成した言い方を何度も繰り返し言う事で暗記する。

4)TVドラマ・アニメなどで似たシチュエーションの場面から気に入った言い方を、自分に割り当てられた対象のセリフに都度言い変え、出来上がったセリフを何度も繰り返し言う事で暗記する。

5)台本を写真のように残像を記憶し、演じる時点で、残像をプロンプターのように読みあげる。

6)その場しのぎで何となく適当に覚え、現場で原本とは やや違った形で自分なりに創作し、その場しのぎで創作セリフを言いやすいように適当に話す。

7)セリフを単純に高低のリズムで鼻歌の歌詞のように覚えてしまう。

などが代表的な覚え方であろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーー
さて、以上のなにが問題なのか?

次回からこの問題について、具体的に解き明かしていこうと思う。