儚(はかな)く舞い散る憶(おも)

哀しみに心を窶(やつ)して この軌跡(きせき)
泥濘(ぬかるみ)囚(とら)われた過去の 傷痕(きずあと)克明(こくめい)に描く

雫(しずく)滴(したた)る闇の裡(なか)
月へと還(かえ)る今日の記憶さえ 風も届かぬ程薄れ逝け

華やいだ者に憧れて 夢と云う呪縛(じゅばく)に繋がれ
只管(ひたすら) 駆けて来たけれど 疲れ果て眠りに臥(ふ)したい

混沌(こんとん)とした暗闇(くらやみ)に抱かれ

月へと還(かえ)る今日の記憶さえ 風も届かぬ程薄れ逝け

儚(はかな)く舞い散る憶(おも)

痛みも苦しみも忘れて 色も時間さえも無くして

月へと還(かえ)る今日の記憶さえ 風も届かぬ程薄れ逝け

刹(せつ)なさは 谺する

雫(しずく)滴(したた)る 硝子(がらす)の向こうは

嗚呼 遥(はる)か遠く 瞳(ひとみ)に映らない
嗚呼 震(ふる)えている 記憶にもたれて


声は唯(ただ)届かずに その手を擦(す)り抜けて行く
涙はまだ零(こぼ)れずに あなたを想うだけ


霞(かす)む夕日に壊れたあの日の欠片(かけら)


声は唯(ただ)届かずに その手を擦(す)り抜けて行く
涙はまだ零(こぼ)れずに あなたを捜(さが)してる


嗚呼 遥(はる)か遠く 私の心が
嗚呼 震(ふる)えている 心が哭(な)いている


声は唯(ただ)届かずに その手を擦(す)り抜けて行く
涙はまだ零(こぼ)れずに あなたを捜(さが)してる


声は唯(ただ)届かずに…
涙はまだ零(こぼ)れずに…

「会いたくて…」
でもたちすぎたときがそれが許さなくて
でもいつか
いつかあの頃のように手を繋げたらな

君が遠くに行くと分かったあの日
君はどこかで決めていたんだね
この線香花火が消えたら2人は
バイバイの時だって僕は知ってたよ

降り出した雨が線香花火を
ポロリポロリ落としていった
君は小さく僕に手を振った
「今までありがとう」

「行かないで」
でも涙が溢(あふ)れて
言葉にできなくて
そっと手をふった
弱い弱い僕は

最後まで君を止めることが出来なかった

降り続ける雨が2人の涙
ポロリポロリ隠してくれた
最後は笑顔2人の約束
雨に
「ありがとう」

「会いたくて」
でもたちすぎたときが
それを許さなくて
もし君を
止められたら
今でも2人は手を繋いで笑いあっていれたの?

夜空見上げ星を数えた
あの頃にはもう戻れないの
「ねぇ教えて?」

綺麗なあたたかい物にはいっぱい

君にありがとう