
”伊勢うどん”は、なんでコシがなく、あんなにフニャフニャなのか?
この疑問は、伊勢うどん発生の根拠を知って解けました。
この疑問は、伊勢うどん発生の根拠を知って解けました。
具を余りのせなくて、ネギだけの極太麺。つゆ要らずでたまり醤油のタレでいただくこの伊勢うどんは、もともと農民食でありました。
延ばす手間もかからないというので、このファーストフードが、大勢のお伊勢参りの客に提供されることになります。
麺は釜の中で、常時茹でっ放しで、次々に客捌きができる。
麺は釜の中で、常時茹でっ放しで、次々に客捌きができる。
1時間も茹でられりゃ、伊勢うどんはフニャフニャで当たり前です。
コシが売りの讃岐うどんでも普通ゆで時間は15分程でしょう。
で、本題の”根拠論”。
日本三大うどんの稲庭が乾麺である根拠は?平べったい中空麺である根拠は?
水沢うどんに温かいうどんメニューがない根拠は?
吉田のうどんに煮キャベツがのせられる根拠は?
水沢うどんに温かいうどんメニューがない根拠は?
吉田のうどんに煮キャベツがのせられる根拠は?
東京うどんや大阪うどんにWIKIの解説がない根拠は?
北海道は小麦生産量ダントツ日本1なのに、ご当地うどんがない根拠は?
北海道は小麦生産量ダントツ日本1なのに、ご当地うどんがない根拠は?
讃岐うどんの名称が使える要件に「手打ち」を入れる根拠は?
などなど、それぞれの疑問を問い詰めていくと、発生の依って来たるグラウンドが厳然とあることに気づきます。
農作業の合間にとれる簡単・保存食の稲庭であったり、
上州の小麦と水沢の名水から生まれたうどんが水沢寺の参詣客に喜ばれたり、
機織り・養蚕でいそがしい女性のために、行商帰えりの男たちが作った吉田のうどんが固くて非常にコシの強いものとなったり、
小麦・塩・醤油・イリコの煮干しなど地元素材がそろっていた讃岐うどんが、お遍路さんの人気となったり・・。
上州の小麦と水沢の名水から生まれたうどんが水沢寺の参詣客に喜ばれたり、
機織り・養蚕でいそがしい女性のために、行商帰えりの男たちが作った吉田のうどんが固くて非常にコシの強いものとなったり、
小麦・塩・醤油・イリコの煮干しなど地元素材がそろっていた讃岐うどんが、お遍路さんの人気となったり・・。
●つまるところ、ご当地うどんとして生き残っているものは、「ニーズとシーズのドッキング」という確実な根拠があった、ということでしょう。
