
魏の曹操は文人としての才もあり、詩をよく吟じた。
たとえばこんな詩の心境は、私たちにも通じよう。
たとえばこんな詩の心境は、私たちにも通じよう。
対酒当歌 (酒に対(むか)いては当(まさ)に歌うべし)
人生幾何 (人生は幾何(いくばく)ぞ)
譬如朝露 (譬(たとえ)ば朝露の如し)
去日苦多 (去りし日は苦(はなは)だ多し)
慨当以慷 (慨(なげ)きを以てはまさに慷(うれ)い)
憂思難忘 (憂(うれ)う思いは忘れ難し)
何以解憂 (何を以て憂いを解かん、
唯有杜康 (唯だ杜康(さけ) 有るのみ)
●意味は
酒を前にしたら歌うべきじゃないか!
人生など幾ばくのものか
たとえば朝露のように(儚いものです)
過ぎてしまった日ははなはだ多く
まったく悲憤にくれるばかりで、
憂(うれ)う思いから離れられません