
平均律の原理を学んだら、次は実際にピアノの調律をしてみます。
3本の弦のうち2本をフェルトでミュート。
3本の弦のうち2本をフェルトでミュート。
さてまずAを440ヘルツに合わせる。
続いて1オクターブ下のAを220ヘルツに合わせる。
次にA(220ヘルツ)とC(約135ヘルツ)と中央ハ音のC(約270ヘルツ)の音を「適切な速さの唸り」が聞こえるように合わせます。
続いて1オクターブ下のAを220ヘルツに合わせる。
次にA(220ヘルツ)とC(約135ヘルツ)と中央ハ音のC(約270ヘルツ)の音を「適切な速さの唸り」が聞こえるように合わせます。
問題はこの「適切な速さの唸り」
1秒間に5回とするには時報に5連音譜を入れてみればよいというけれど、そう簡単でものではありません。
1秒間に5回とするには時報に5連音譜を入れてみればよいというけれど、そう簡単でものではありません。
平均律の3度は5回/秒の唸りが聞こえるのが適切だ、というのだったら、平均律のピアノと自然音律のバイオリンが一緒に演奏して、同じ音程をとるなど無理な理屈ですね。
それを、さも分からぬげに演奏しているバイオリンソナタなど、だましもいいところではありませんか。
それを、さも分からぬげに演奏しているバイオリンソナタなど、だましもいいところではありませんか。
で、本題。
基音ハ(C)の第5倍音がホ(E)であるところがチューニングのミソ。
3度と6度がとれたら、以下同様にC,E、G#,中央C,その下のE♭、G,B,その下のD,F#,B♭,その下のC#,F,Aの順に合わせる。
基音ハ(C)の第5倍音がホ(E)であるところがチューニングのミソ。
3度と6度がとれたら、以下同様にC,E、G#,中央C,その下のE♭、G,B,その下のD,F#,B♭,その下のC#,F,Aの順に合わせる。
こういう風に88鍵の音がすべて合わせられても、次にはAの音をコンサート・ピッチの442ヘルツに変更する訓練が待っていて・・。
人間の耳は高音部は低く聞こえ、低音部は高く聞こえるという問題、その補正をどうするかも、その次の大難題となるのでありまして・・。
ピアノ調律を自分でしてみようなんて、私はどうかしている?