♪ピアニストの「音楽性」格付けチェック | ◆VISTAの発見◆

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♪いつかはきっと セレンディピティ

「聴きくらべ音楽道」の話です。
プロのピアニストには、演奏のポリシーが2通りあります。
指揮者でもそうですが、一つは作曲者の楽風や原曲に忠実であろうとするタイプ。
もう一つは原曲は尊重しながらも、演奏者の解釈に裁量を持たせるタイプ。

例えば、原曲に指定されたテンポや強弱、表現方法はアクまでも守るのだという主義のトスカニーニばりの演奏をしたのが、バッハ演奏の第1人者といわれたピアニスト、グレン・グールドでした。

しかしこのタイプの演奏家ばかりでは、多様な音楽ファンの心を満たすことはできません。

そんな背景と録音技術革新の結果、優秀な演奏家達は、音楽性を磨き、独自の境地を開いてくれました。
私たちが「聴き比べる愉しみ」を味わえるようになっているのは、音楽鑑賞の新しい潮流の始まりといえましょう。

●審査員になったつもりで、
一流ピアニストの「音楽性」格付けチェック!!はいかがです?
今回のテーマ曲は:モーツァルトの「Fantasie in D minor」
さてどちらの演奏が音楽性の点で優れているでしょうか。

A)Fantasie (1)6分03秒

B)Fantasie (2)7分11秒