
金子みすゞさんの童謡詩に「蜂と神さま」というのがあります。
バチカンの偉い人がおっしゃった。
「百の説法もこの詩にはかなわない」と・・。
・・・ 蜂と神さま ・・・
蜂はお花のなかに、
お花はお庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに。
さうして、さうして、神さまは、
小ちゃな蜂のなかに。
お花はお庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに。
さうして、さうして、神さまは、
小ちゃな蜂のなかに。