♪浮き草経営のツボ | ◆VISTAの発見◆

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♪いつかはきっと セレンディピティ

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打ち切り解雇続々のご時世に、こんなことを申し上げると、必ず強いお叱りを受けるでしょうが、私たちの体質を強くするためなのでご理解ください。

変動需要に対応する最終手段として有効な人減らしは、過去の不況時に常時行われてきました。
そのため人員調整システムという経営の安全弁として、非正規雇用や臨時雇用という形態が一般化してしまったのです。

しかし予想以上の解雇続発で、解雇時のフォロー策が今まで十分に検討されていなかったことが新たな問題となっています。

「切捨てゴメン」には「対応すべき補償」の裏打ちが必要です。
失業の苦しみとその連鎖は想像を超えるものがあるからです。

そこで経営者は日ごろから、組織全体に「浮き草経営」の考えを理解してもらい、深く浸透させておかねばなりません。

「浮き草経営」とは、水面が高かろうが、低かろうが常に水面からちょっとだけ顔を出している浮き草のような状態の経営をするということ。

人、物、金の調節機能を果たして、組織を硬直化させないのが経営のツボでしょう。

また働く私たちの側でも、自身の資質にその弾力性が問われているのです。