
説得力に揺らぎがあってはいけません。
国の命運をかけた戦いに臨んで、兵士を奮起させる将の訓示はまさに命がけの説得行動です。
韓国ドラマ「大柞榮(テ・ジョヨン)」に登場する高句麗の大将軍2名のセリフから、説得力の本質を汲み取ってみましょう。
●ヨン・ゲソムン大将軍が、総指揮官となって出陣する息子に対して:
「戦いとは どんなものか分かるか?
数人の欲望のために、多くの者が死ぬのが戦いだ。
民を思うなら
真っ先に戦いを無くすべきだ。
真っ先に戦いを無くすべきだ。
だが
避けられぬ戦いなら
必ず勝たねばならん。
避けられぬ戦いなら
必ず勝たねばならん。
それが民のためなのだ」
●敵に囲まれた高麗城の城主、テ・ジュンサン将軍は決死の突撃を前に叫ぶ:
「高句麗の武将よ 聞け!
今まで我々は ここを守ってきた。
今まで我々は ここを守ってきた。
小さな城に過ぎないが、この城のお陰で
この褶郡(タクグン)一帯が高句麗の領土となった。
この褶郡(タクグン)一帯が高句麗の領土となった。
心に刻め
我らは子孫に誇れる偉業を成し遂げたのだ。
今から城外に出て 敵と戦う。
高句麗の武将は死に場所を選ばぬ。
後世に
城を守った最後の武将だと名を残せるなら
城を守った最後の武将だと名を残せるなら
いかなる死よりも名誉ある死となろう」
将の仕事は目的・目標を明確に示すこと。
つまり1方向のベクトルに力を結集することです。
つまり1方向のベクトルに力を結集することです。
A方向、B方向などと皆がバラバラの目標を向いていたのではだめ。
AとBを合成して、C方向のただ1点に向かわせなければなりません。
AとBを合成して、C方向のただ1点に向かわせなければなりません。
●説得は、達成目標を同一ならしめる行為。
かつ反論の余地が生じないこと。
説得力の本質が分かれば、あなたも天下の将軍になれましょう。