
「美女はつらいよ」でお馴染み、チュ・ジンモさんを巡って美女二人が想いを寄せる葛藤テレビ・ドラマ。
女性がつぶやくセリフにこんなのがありました。
「人も恋も自転しながら、公転しているの」
なるほど、言いえて妙。
公転の中心にあるものは「価値」。この価値を得るために葛藤するのは確かに「自転」といえましょう。
韓国ドラマは歴史ものも恋愛ものもほとんどが「奪い合い」の物語。
家族愛、人間愛、倫理感という箱の中で吹き荒れる嵐です。
年輩の日本女性が韓ドラにはまるのは、きっとこの「呪縛」のなかの「愛」争奪戦が疑似体験となるからなのでしょう。
人間はおそらく、社会や家族の周りを公転しながら、自分と戦い、自転を続けていくのでしょうね。