
色づき始めた今朝のアジサイは、いろんな常識の「変だよ」を教えてくれました。
●1.まず冒頭、タイトルのRe:は
「返信」ではなく、~についてと言う意味。ラテン語の「res」という語が語源。responseやreply、refer to、returnの略とはされていないそうで。本題とは関係ございませんけれど・・。
●2.紫陽花の名づけ親は
白居易(白楽天)だけど、実は別の花だった。源順(みなもとのしたごう)が平安時代に間違ってつけてしまったのだって。
白居易(白楽天)だけど、実は別の花だった。源順(みなもとのしたごう)が平安時代に間違ってつけてしまったのだって。
●3.アジサイは「集真藍」「味狭藍」で
万葉集にも登場する古来日本の品種は青かった、ピンクは幕末から明治のころに出現。これ、ホント?
万葉集にも登場する古来日本の品種は青かった、ピンクは幕末から明治のころに出現。これ、ホント?
●4.白楽天が長恨歌で詠った「楊さんチの美女」に溺れた人は
漢の皇帝ということになっています。
どこにも唐の玄宗皇帝とは表現されていませんが・・。
漢の皇帝ということになっています。
どこにも唐の玄宗皇帝とは表現されていませんが・・。
視線をめぐらせて微笑めば百の媚態が生まれ、これには後宮の美女の化粧顔も色あせて見えるほどだ・・という楊貴妃の半裸の入浴姿像が例の池の傍に現在立っているのを見ると、まんざら玄宗ちゃんの気持ち、わからなくもない。
オトコがオンナを愛したことをネタに、権力のトップを公然批判した白楽天のマスコミ精神が旺盛だったのは、いかにも左遷の経験者らしい。
息子の妃を取り上げた玄宗皇帝は、最後はやむなく楊貴妃を吊るし首にしたけれど、国を傾けたのは、美女とその外戚じゃなく、玄宗さん、アンタですよ。
●5.シーボルトが日本のアジサイの新種としてつけた名前に
OTAKUSAがあった。これはシーボルトの愛妾 楠本滝の名を含ませたものだといって、牧野富太郎が非難した。花柳界の女性の名をつけてどこが悪いのよ!
OTAKUSAがあった。これはシーボルトの愛妾 楠本滝の名を含ませたものだといって、牧野富太郎が非難した。花柳界の女性の名をつけてどこが悪いのよ!
オトコのヤキモチじゃないの?
●6.オオトモノ ヤカモチ(大伴家持)の詠めるアジサイの歌
『言問はぬ木すら味狭藍 諸弟(もろと)らが 練の村戸(むらと)にあざむかえけり』
『言問はぬ木すら味狭藍 諸弟(もろと)らが 練の村戸(むらと)にあざむかえけり』
・・意味、さっぱりわかりませ~ん・・。