
医療制度の変更にともなう高齢者の呼称に、民間企業経験者の福田首相がチェックをお入れになったこの際、産業人も家庭人もいろいろ吟味し直してみませんか。
日々高齢者の介護をされている方は、行動や思いに触れて、その心情をよく理解されていますが、そうでない人には老人固有の特性が解りにくいでしょう。
「現役を遠ざかると、口数や手数が少なくなる反面、疎外感はますます強くなっていく」という傾向です。
「現役を遠ざかると、口数や手数が少なくなる反面、疎外感はますます強くなっていく」という傾向です。
「長く生きて、今じゃ家庭のお荷物・・」と思い込んだり、「一人暮らしだから、早々に身辺を整理しておこう」としたり。
苦労して時代を支えてくれたのに、75歳になったら「”末期”高齢者」みたいなくくり方をされるなんて!
こういう発想をする人は、何もお役人だけではありませんね。
問題は言葉の表現ではなく、高齢者の生き方について、惻隠の情が少ないことです。
食に携わる人、道具を作る人、道路や建築を設計する人は、この機に
自分の老い先にはどうであって欲しいかを考えましょうね。
自分の老い先にはどうであって欲しいかを考えましょうね。
注)写真のR75のR=禁止(restricted)ではなく、登録(registered)の意味にご理解くださいませ。