♪歓喜の幸運って何? | ◆VISTAの発見◆

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♪いつかはきっと セレンディピティ

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なぜ「歓喜の歌」なのか、どう歓喜なのか、
歳末恒例の交響曲第九番 第4楽章「合唱付き」で歌われるドイツ語の歌詞
私にはよく分っていませんでした。

今日クリスマス・ディナーを頂く前に、しっかり「歓喜の意味」を確認しておきましょう。

フリードリッヒ・フォン・シラーの詩に感動したのは、ベートーヴェンがまだ
交響曲第1番をも作っていなかった1792年の22歳の時のこと。
それから32年もたってから、この曲を完成させたというから、
よほどシラーに執りつかれていたのでしょう。

以下テナー、バリトン、ソプラノ、アルトと合唱団が歌う、歌詞の意味です。

♪     おお友よ
      このような調べではなく
      もっと心地よい歌を
      喜びに満ちた歌を

      歓喜よ
   
      歓喜よ 美しい神々の火花よ
      楽園からの乙女よ
      我々は感激してあなたの
      天井の楽園に足を踏み入れる
      あなたの魔力は世界が厳しく
      分け隔てるものを再び結びつけ
      すべての人びとはあなたの優しい
      翼のもとで 兄弟となる

      一人の友を真の友とするという
      幸運に恵まれた者
      優しい妻を持つことが出来た者は
      共に喜びの声をあげよ
      ただ一人でもこの世で
      友と呼べる人のいる者も

      しかしそれが出来なかった者は
      涙と共にこの集いから去るのだ

      すべてこの世に生を受けたものは
      自然の乳房から喜びを飲み
      すべての善人も悪人も自然のバラの道をたどる
   
      喜びは我らに口づけとぶどう酒と
      死の試練をも恐れぬ友を与える
      虫にも喜びは与えられ
      天使は神の前に立つ

ベートーヴェンには真の友も優しい妻もいなかったのだったっけ?