♪髪と帯で舞妓を見分ける | ◆VISTAの発見◆

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♪いつかはきっと セレンディピティ

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桜かざして、携帯電話。
いまどきの舞妓さん、旬ですねぇ。
美しい立ち居振る舞いはもちろん、長くキビシイ芸の修業をへてようやく芸妓となられる。
厳冬を耐え抜いた桜の花にも似たひと時のあでやかさ。とくと鑑賞いたしましょう。

以下は目利き、鑑賞の予備知識です。

見習いさんの間は、帯は「半だら」にして髪は、若い舞妓の「割れしのぶ」に結い、見習い用のかんざしをつけます。店出しをすると帯は「半だら」から「だらり」の帯に変わりますが髪形は、最初の数年は、「割れしのぶ」で、紅も下唇しかぬりません。また半衿も赤い衿をします。

舞妓さんになって2~3年を過ぎると「髷(わげ)かえ」といって髪形が「割れしのぶ」から「ふく髷(おふく)」に変わります。また半衿も華やかな赤い衿から白の半衿へと変わりかんざしなども芸妓さんぽくなってきます。

長い修練期間も終わりに近づくと髪形も「ふく髷」から「先笄」に変わりそれから数日後、襟替えのお披露目をし、晴れて芸妓さんとなるのです。(舞妓さんは、自分の髪で結い上げますが、芸妓さんは、かつらをかぶります)

この「先笄」という髪形は、舞妓から芸妓にかわる数日間(1週間~10日)の間しか結うことがなく、また自分の髪で結い上げる舞妓時代最後の髪形なので舞妓さんにとっては思い出深い髪形となるものです。
さてこの写真のお方はどれに当てはまるか、おわかりですか?