
イタリアに4店しかない三ッ星レストランの一つで名は「アル・ソリーゾ」
これを仕切るのが女性シェフ、ルイーザ・マレリ。経営担当のアンジェロの奥様です。
学校の先生をしていたのですが、アンジェロと結婚して9年目に家を買い、この店をオープン。
「ここに幸せの良い芽が出るように、きちんと種を蒔かなくてはね。だから私は厨房に入ることにするわ」といって料理の専門書を読み始めた。
実は蓄えを使い果たし、借金も多かったので、シェフに給料を払うことができなかったというのです。
だから彼女は決心をした。
1年後にはミシュランから1つ星をもらい、7年後に2つ星、さらに7年後の今3つ星となりました。
この三ッ星'母さん'はこういいます。
「私にとって大切なことは、料理を作ること。そして料理の腕を上げることなんです。」
「お客様に満足していただくためには、メニューのバリエーションを増やし、料理を進化させることが必要でした」
「私は最初、人の料理を真似ることで料理の技術を学び、そして本から学んだことでそれを鍛えました」
「何事も基本を知るということは欠くことが出来ないことです。基本を知っていれば、そこから自分の料理を進化させていくことができるのですから」
「男は頭で料理を作るけれど、女の料理は心で、そのときの閃きで作るのです。だから違いが出るんだと思います。料理のメニューはもともと女性から生まれました。夫や子どものために作る母親の料理です」
Al Sorriso ="微笑んで"
「お客様が心地よく、微笑みながらすごせる場所でありたい、好きなだけ楽しく、優雅な時間を過ごしていただけるようにこの名前をつけました」
ちなみにこのルイーザ母さんの料理はこんな風です。
<Antipasto>の例
●アルレンガ産アーティチョークのジェラート きく芋のピュレのバスケット フォアグラの酸味フルーツソース添え
●帆立貝 胡桃とカリカリアーティチョーク オリーブのピエモンテ風 卵ソースのグラッセ添え
●プンタレッタとトマトのコンフィ オマール海老のヘーゼルナッツソースとはさみのゼラチンかため添え
ウ~ン、メニュー良くわかりませんが、この店、ワインが1万3000本あって、特にイタリアワインの女王と言われるバルバレスコなどが豊富に揃っているとか。
世界からゲストが訪れるという、この三ッ星主婦・・・参りましたねぇ・・・。
あとの三ッ星3店はどこかなあ。間違っていたらごめんなさい。
○エノテーカ・ピンキオーリ
○ダル・ペスカトーレ
○レ・カランドレ