まだ参加者を募集していますので、よろしくお願いします。
さてこの土日ですが土曜日は予定で埋まっていたため、日曜日しか空いていなかったわけですが、予報は曇時々雨。
気温もまるで気候が逆行したような肌寒さ。
このところの暑さでカバーに入りつつあったバスに、果たしてどのような影響があるのか。
想像もできませんが、しかし大会一週間前ということで先週の悪夢を振り切るためにも、釣行に行かないわけにはいきません。
今日のテーマは、やはりテキサス。
かけてからのやり取りを、いつも以上に集中して、何かを掴みたいところです。
さて、場所はどこにしようか。
調子としては決して悪くなかった、新川は城橋にでもリベンジしようか…、などと思っていたところ、
チロリーン
お、師匠からメールだ。
師匠「花見川に行くのである」
マジすか師匠。
以前にご案内して渋かったですが、何かピンとくるものでもありましたか。
師匠「土曜日も行ったのである。サイトで5本、テキサスで4本だったわ」
マジっすか師匠。
サイトってことは上流ですよね?
あそこのバスを??
師匠「意外にポテンシャルの高いフィールドやもしれぬわ」
…上流の天才バス君たち相手に一日9本?
そんなに状況がよかったのか?単純に師匠だからなのか?
師匠「来週は大会であろう。一つ、ゲーム形式で勝負してみるか」
お願いします!師匠!
ということで、急遽予定を花見川上流へ変更したのでした。
午前4時に集合。
到着してみると、霧雨。
気温は19度と春先の気温です。
半袖一枚では肌寒い。
さて、じゃあ師匠、ルールどうしますか!
師匠「キーパー20cmの3本長さ勝負でよかろう」
20っすか!大会と一緒っす!
OKっす!それで行きましょう!
早速思い思いの場所に散会します。
さて、この上流ですが、相変わらず水の調子は良いようです。
昨日の雨もなんのその、最上流はどクリアで、フラフラ泳いでいるバスが丸見えです。
それだけにバスの警戒心もマックスのはずで、そうそう口を使うことはないはずなのですが…。
師匠はその最上流に陣取りました。
よほどサイトに自信があるのか、あるいは、練習のつもりなのかもしれません。
ここにサイトの練習だけに来るバサーも多いと聞きます。
たしかに、印旛水系でこれだけクリアな水質でサイトが狙える場所を、僕は他に知りません。
サイトに全く自信のない僕が、無理に師匠に付き合う必要はありません。
少し下流に下り、濁りの入った葦際を狙うことにします。
岸際に降り立とうとした寸前、おお、そうだ、今自分が降り立とうとしたまさにその場所に、バスが付いているかもれいないという可能性を思い起こし、
少し離れた場所からテキサスで際を狙ってみることにします。
…ポチャン。
…ちょんちょんちょん、ちょんちょんちょん
…いないか?…いないな。
思った瞬間。
ズン!!!
いきなり喰った!!!
アワセも入れてないけど、これは完全に乗ってる!
ズン! ズン!
わかった、わかったから大人しくしてくれ。
ズン! ズン!
わかった、わかったって!
ぶっこ抜けるか?しかし随分リズミカルに引くやつだ。
ズン! ズン!
HEY! YO!
お前はラッパーかと突っ込みたくなるほどのビートを刻み続ける獲物。
しかしこのくらいの重さなら…。
うりゃー、とぶっこ抜いて一気にゲットを狙います。
ビョーーーーン!…ボスッ。
草むらに着地するその獲物。

…。
バス釣りを初めて2年と余月。
初めてやってしまった。
そうか、お前か、どうりでリズミカルに引くと思ったよ。
カエルだけにひっくりカエル、なんつって。
アホかと自分で突っ込みつつ、針を外して自由にしてやります。
「グベ」
と一鳴きして、花見川に帰っていくウシガエル。
…あ、サイズ測るの忘れた。
まぁでも20cmは余裕であったろう。
まずはキーパー1本、と。
気を取り直して、早速テキサスの練習を始めていきます。
足元の葦際を狙っていきますが、なかなかいい窪みを見つけました。
近距離まで近づければピッチングでピンに落とせますが、この水質です。
バスがいたとしても、気づかれてしまうかもしれません。
少し遠目に陣取った僕だったのですが、頭上には木の枝。
オーバーハンドも無理、ピッチングでは距離がありすぎます。
サイドのバックハンドで狙うしかありません。
…サイド苦手なんだよな、ましてバックハンド、
ちょっと、もうちょっと斜めに、スリークォーター気味にすればなんとか…。
バヒュッ!
キャストしたリグは、
パンッ!
絶妙の角度で葉っぱを直撃し、
クルクルクル…
枝に絡みついたのでした。
まぁ、背を伸ばせば回収できる距離ですが、問題は枝に絡みついたことではなく。
…修復不可能にバックラッシュしたリール。
これは、ここでは直せない。
一回クルマに戻らないと…。
タックルは2本持参していましたが、バサーも段々と増えてきた時間帯、先行者としてのメリットを捨てることになりますが、
しかしまだ始まったばかり、ここから最後までタックル1本では融通が効かなすぎます。
泣く泣く陣取ったポイントを捨て、クルマに戻ることにします。
戻りがてら、師匠を発見しました。
3mほどの高さからバスに気付かれないよう、サイトを狙っている師匠。
…なるほど。
ここではその攻め方が正解なのかもしれない。
見守っていると、僕に気が付きました。
師匠「一本獲ったが…」
おお、さすが師匠。
僕はカエルですとは言えず、試しに僕も、もう片方のタックルで同じようにサイトを狙ってみます。
ポチャンと落とすと、サッと逃げていくバス。
…そうだよね。僕の場合は大体こんな反応です。
こんな状況でも、師匠は昨日、サイトで5本獲ったという。
いったい何が僕と違うというのか。
観察がてら、エイエイと真下のバスを狙っていきますが、ササッと逃げていくバス達。
いかん、これじゃ師匠の邪魔をしているだけだ。
クルマに戻り、バックラッシュを修復します。
無事修復完了し、再度岸に降り立ちます。
僕の経験上、あくまでも僕の経験上ですが、ここ花見川の上流で、手前側の岸はあまり期待できません。
オカッパリに狙われる射程距離だということを理解しているのか?
なんだかわかりませんが、手前の岸に付くバスはあまり期待できない。
狙うべきは対岸。
あるいは、何の変哲もない沖を、たまたま回遊してましたと言わんばかりのバス。
オカッパリではそういったシチュエーションでしか、僕はここで釣ったことがありません。
テキサスのシンカーを重めに変更し、対岸を狙います。
大体30~40mくらいでしょうか。
バヒュッ!と投げたテキサスは、岸ギリギリを「バチャン!」という着水音と共に射抜きます。
しばらく放置。
反応が無ければササッと回収して、またその脇を狙っていきます。
何回か繰り返しつつ下流へ下って行くと、水面を水草が覆っている箇所を見つけました。
草脇にキャストしたつもりが、草の真上に乗っかってしまいます。
ズリズリと動かし、ポチャンと落とします。
コッ!
…きたよ。
ココッ!
早合わせはイカン。今こそ先週の屈辱を晴らすとき。
ココッ…、クンッ!
オラッシャ!!!!!!
鋭くアワセると、乗った!
おっしゃあああああああああ!!!
35くらいか?そこそこ引く。
しかし対岸まで大遠投して乗せたバス。
手前側までの岸がやたら遠くに感じます。
…ジャンプされたらマズい。
一回位ならともかく、2回も3回も跳ねられたら危ない。
竿先を水面に突っ込んでバスの動きを制しつつ、慎重に寄せてきます。
岸まであと10mというところで、不意にバスが横っ飛びに逃げようとします。
あ、ヤベ。
竿先を捌こうとしますが、葦に引っかかって思うように捌けません。
バシャア!!
水面を踊るバス。
跳ねられた!いやでも一回くらいなら…。
…フルン。
重みを失うロッド。
…まーーーーたーーーーーかーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
先週から引き続きのバラし病。
どうやら重篤のようです。
…いや、でも今のは寄せてくる途中の話だから。
アワセに失敗したわけではない。
アワセ自体は今ので良かったはずだ!!
ポジティブに捉えて気を取り直し、もう一度同じ場所を攻めてみることに。
テキサスを大遠投して着水させたのじゃあ、着水音が激しすぎてバスが嫌うのかもしれない。
むしろ、今みたいに一度水草なんかに引っ掛けて、勢いを殺してから着水させるのが良いのかも。
同じシチュエーションを狙って、水草の真上に着地するよう調整してキャストする僕。
しかし、狙っていないときには上手くいくくせに、いざ狙うとなかなか上手く行かない。
せっかく水草に乗ったと思っても、茎に引っかかって回収のために場を荒らしてしまったり、
着地が激しすぎて水草ごとブチ抜いてしまったり…。
うーむ。
いっちょう、試してみるか。
フロッグを。
フロッグ。
僕は今まで使ったことが無かったのですが、しかしフロッグが欲しいシチュエーションというのは色々と経験してきました。
特に荒れた水面、ゴミが多くテキサスなどではブチ抜けない時など、水面をなぞるように攻められるフロッグがあればと思うこともありました。
しかしイメージ的にまともにフッキングするケースは稀だという思い込みから、僕はこのルアーを敬遠していたのでしたが、しかし使う使わないはともかく、持っていて損は無かろうと、
先日キャスティングを訪れた際にゲットしておいたのでした。
試しにリグってキャスト。
思っていたよりも軽く、ベイトで投げられるのかと変な心配をしましたが、
空気抵抗の少なそうなその外観ゆえか、14ポンドのタックルでも思った通りにキャストできました。
草の上に着地させ、ズリッズリッと動かしていきます。
ほーら、カエルだよー。君の大好物のカエルちゃんだよー。
イメージを膨らませて、バスに気付かれまいとしているカエルの挙動を再現してみます。
…ズリッ、ズリッ。
もうちょっと、もうちょっとで水面だ。
ああ、水面にたどり着いちゃう!あ、もうそこだ!!
ああ、落ちちゃう!ああー!
…ポチャン。
パコォ!!!!!
出た!!!!!!!!!
僕の渾身の小芝居が効いた!
…おら、フッキン…
…って、乗らないのね。
小突かれたフロッグが軽く水面を飛んだのみで、後が続かない。
名残惜しくその場で首振りアクションを続けてみるも、反応なし。
たぶん、サイズが小さくて食い切らなかったんだろう。
まぁ、見るからに乗りにくいルアーだし、宿命みたいなものかもしれない。
他の、例えばポッパーやペンシルや、そういったルアーでは同じような攻め方はできまい。
フロッグゆえの、メリットとデメリットということか。
同じ攻め方を継続したものの後が続かず、そのポイントを後にしました。
ここで師匠を見つけて合流。
師匠も上流を見切って下流側へ移動してきたようです。
師匠、何本獲りました?
師匠「…9本、か?」
9本!?
え、リグ何ですか?テキサスですか?
師匠「テキサスよ」
え、対岸ですか?
師匠「対岸ではない。ピンよ」
ピン!?
思わず辺りを見渡しますが、ピンになりそうなものは見つかりません。
こんな目標もないエリアで何のピンですか!?
師匠「ぱっと見ではわからぬわ」
再度ぐるっと周囲を見渡しますが、やはり目印になりそうな目標はありません。
ピン??ここで??
師匠のキャストをしばらく注目するも、特に変わったところは見受けられません。
え、今投げたところがピンなの?何故!?
理由が全くわかりませんが、師匠が9本釣っている間に僕の釣果はカエルのみ。
これはマズイと移動します。
次に見つけたオカッパリができそうなポイントは、やはり特に目ぼしい目標もないカバーエリア。
今までと同じように対岸を狙ってテキサスを遠投します。
着水。
しばらく放置。
放置しつつ考えます。
同じテキサスで、何故にこうも釣果が違うのか。
先ほどのバラシをカウントしたとしても、僕は1本、かたや師匠は9本。
運などでは説明できません。
何か、一回一回のキャストに根本的な違いがあるとしか思えない。
なんだ、何が違うんだ。
物思いに耽っていると、突然ロッドが「ぬーん」と持っていかれます!
!!
喰った!?
合わせるとロッドに伝わるしっかりとした重み。
乗った!!
…が?
特に抵抗するわけでもなく、引いたら引いたぶんだけ寄せられてくる獲物。
なんだこれ、魚かと思ったけどゴミか何かか?
不安になった僕はリールを巻くことをやめてみます。
すると、
ぬーん
あ、やっぱり魚だ!
慌てて巻きを再開。
するとやはり、巻いただけ寄せられてくる獲物。
試しに右に寄せてみると、右に。
左に寄せてみると、左に。
なんだこいつは。
紳士的な対応に怯む僕。
しかし巻くのをやめると、思い出したようにぬーんと進もうとする。
「君の事情もわかるがね。僕はあちらに行きたいのだがね」
とでも言いたげな魚です。
ヤバい。
紳士だ。
英国紳士を釣ってしまった。
巻き続けると、寄ってくる。
巻くのを止めると、どこかに行こうとする。
「君の事情も考慮するがね、僕も行きたいところがあるのでね」
完全に紳士だ。
少なくとも、バスではない。
岸まで寄せ切ってみると、デカい!
こ、これは?少なくともブッコ抜きできるサイズではない!
師匠、ししょーーーーーーーー!!!!
大声で師匠を呼ぶと、
師匠「呼んだか」
師匠、ネット、ネット持ってきてください!!!
師匠「デカいか」
めちゃめちゃデカいです!!!
師匠を使いっ走りに出す僕。
師匠がネットを取りに行っている間も、ぬーん、ぬーん、と紳士的に抵抗するその獲物。
師匠がネットを片手に戻り、無事ランディングしたその魚は。

鯉。
実に70cm級。
師匠とともに計測したので間違いありません。
なぜこんな鯉がテキサスにかかるのか。
よくよく見ると、口に吸い込み式の仕掛けが引っかかっており、さらにその仕掛けにテキサスが食い込んだ模様。
おそらく、コイサーの仕掛けにかかったものの、自力でラインをブレイクして逃げたのでしょう。
しかし、よくテキサスに引っ掛かったものだ。
仕掛けを取り除き、リリースしてやると、特に焦った風もなく。
目の前を「ぬーん」と優雅に通り過ぎていきました。
紳士だ、お前は。
でもこれでプラス70cm、最初のカエルとあわせると90cmです。
勝負はここからとスパートをかけることにします。
…が、その前に師匠に聞かなければならないことがあります。
師匠、テキサスをキャストした後、どうしてますか?
僕の質問の意図を正確に読み取ったらしい師匠は、次のように答えました。
師匠「この距離でテキサスを投げても着水音で警戒されてしまう。放置してバスを落ち着かせ、はじめてアクションをつける」
ふむふむ
師匠「アクションを付けながら少しずつ引けば、すぐにブレイクに当たるであろう。そこでもう一度放置し、バスの警戒心を解くのよ」
ははぁ。
僕のテキサスと言えば、着水してフォールで5割、その後の放置で3割、
回収のためのズリズリで2割という感覚です。
キャストして放置して、喰わなければ僕の中でそのキャストの8割は終わってしまっているのですが、
師匠にとってはそうではないようです。
一回のキャストに期待できるいくつかのチャンスの、ほんの一部に過ぎないということなのでしょう。
僕のように、投げて放置してすぐ回収して…、という攻め方が間違いじゃないこともあるでしょう。
事実、そのやり方で僕自身が結果を出したことがあります。
しかし、一辺倒では駄目だと言うことなのでしょう。
おそらく、この場所がそうだということです。
そこから夕方まで、師匠の言うとおりに攻めてみたのですが、アタリはわずか、しかもせっかく乗せたバスをまたしてもバラシと、実践はできませんでした。
師匠の最終的な釣果は11本。
後半は伸び悩んだようです。
しかし、貫禄の2桁。
自分が思っていたよりも余程良いポイントだったんだろうか、ここは。
師匠と一緒じゃなければ、相変わらず花見川上流は渋いなぁで終わっていたはずですが、
こうやって客観的に自分を観察することで、わかることもあります。
勉強させていただきました、師匠。
師匠は結局36、31、30の合計97でウェイイン。



僕はカエルの20と鯉の70で90!
くそー、惜しくも負けてしまった。
いやー、師匠、いい勝負でした。
7cm差ですからね!いやー惜しかった!
師匠「…来週は大会であろう…」
…はい、ヤバいです、マジで。
ヤバい!練習に来たつもりがこれじゃ自信を喪失しただけで、何のプラスにもなってない!
しかし僕の今までのバス釣り人生で、外道といえばギル程度、それが一日で人生初の外道を2匹もゲットしてしまいました。
確率から言えば、バスを釣り上げる方がよほど容易いはずなのですが…。
大会一週間前のこのタイミングで、この仕打か。
そんなに日頃の行いが悪いつもりもないのですが、この結果を見れば、少し生活態度を改めたほうが良いのでしょう。
2012/7/22(日)
曇時々雨
弱風
気温:19→25度
水温:?
アタリ:5ほど?
バラシ:2
ゲット:0
大会一週間前のプラでボウズ!
なんだこりゃ!どういうことだ!
勝負がどうこうという状況じゃない。
これは…本当に、ヤバいぞ。
師匠が帰り際に一言、
「70には敵わぬわ」
…師匠、相変わらず師匠の一言には励まされます。
ここはもうぶっつけ本番で僕の真価を発揮するしかない。
開き直って、思い切ってやることにします。
…が、ペアになる方、先に申し訳ありませんと謝っておきます…。