これから個人の働き方や会社の人事戦略が
大きく変わると言えます。
ニュージーランドを拠点として数々の
企業コンサルティングをおこなっている
マイケル・ヘンダーソン氏は、
こんな事を言っています。
20世紀前半はMBI(Management by Instructions)
つまり、命令による管理の時代、
20世紀後半はMBO(Management by Objectives)
つまり、目標管理の時代、
21世紀はLTV(Leading through Values)
つまり、価値観・信念によってリードする時代
これからの時代は、個人の価値観が非常に
尊重される時代になります。なぜなら、
人は、自分の価値観に基づいて仕事をする時、
やらされている感覚ではなく、自分でしたくて
その仕事をするという意識、つまり高い自発性を
発揮する事ができるからです。
そんな人達が集まった企業は、どうでしょうか?
生産性、モチベーション、雰囲気、どれをとっても
非常に高いレベルになっていくはずです。
個人でお仕事をされる方は、まず自分の
価値観、どのような事で社会に貢献したいのか
という事を明確にする事がとても大事です。
そして企業においては、個人が持つ価値観と
企業の持つ価値観をいかに結びつけられるか
が問われています。
従来の企業は、会社に入ったら会社に従え
という姿勢で、個人の価値観は尊重されま
せんでした。会社に貢献する事が第一であり
個人の価値観や主張は二の次であった訳です。
しかし、グーグルなどの新興企業の人事戦略を
見てみますと、個人の価値観、能力を活かし、
どのように会社に貢献するか、付加価値を
生み出すかが問われています。
そのような会社では、社員は、自分の価値観を
通して会社に貢献しようとする為、仕事も楽しく、
そして強制される事なく、自発的に努力を重ね、
高い生産性を生みだしていきます。
今後会社を成長させる為には、個人の持つ
能力をいかに引き出せるかにかかっていると
言っても過言ではないでしょう。
そして、その人事戦略の背景にあるものが
ポジティブ心理学とよばれる、人間の幸福感に
焦点を当てた心理学なのですが、
アメリカ、イギリス、オーストラリアなどは、
国家プロジェクトとして政府主導で
ポジティブ心理学の実践導入に積極的に
取り組みはじめているとの事です。
先進国の経済状況が芳しくない中、
その活路となるのが、この新しい働き方、
人事戦略の中にあると私は思います。
ポジティブ心理学の第一人者である
セリグマン博士は、「フロイトの時代には
その時代なりの課題があった。
我々の時代には我々の時代なりの
課題に対応できる心理学が必要だ」
と述べていらっしゃいます。
ホントにその通りだと思います。
自社もこの研究に取り組みます。