人は、無意識的に特定のパターンが形成される
ようにできています。
繰り返し行動していた事が無意識に引き継がれると
やがてそれは習慣になり、考えなくとも反射的に
特定の感情を生みだすパターンが作られていきます。
出来事 ⇒ 意味づけ ⇒ 感情 ⇒ 思考 ⇒ 行動 ⇒ 結果
今までの人生の中で失敗した経験を痛みとして捉え、
同じような出来事に遭遇した時、無意識に感情的な
痛みを発生させ、思考が消極的になり、尻込みを
してしまうのも、この一連のパターンが働いています。
しかしながら、人生に失敗というものはなく、存在しているのは、
成功とフィードバックだけだと心から意味づけを変えられた時、
その人の心理パターンが変わる事になります。
その心理パターンを知るよい方法があります。
誰かと対話をしていて、腹が立った時、後からその事について
考えてみるのです。
どうして、今の会話で腹が立ってしまったのか?
何が引き金になって腹が立ったのか?
それを見ていくと、一連の心理パターンが分かります。
そこには、相手の真意はどうあれ、自分の中で確実に
バカにされたという意味づけをして、腹を立てたという
パターンが存在しています。
よくあるパターンとして、自分の意見に反論が続いた場合、
1つや2つは、こちら側が見えていない部分の指摘として
受け取れている人も、あまりにも指摘ばかりが続くと
反論したくなるものです。
でも相手は、それに気がついていない。
相手がどういう心理になっているのかに気がついていない。
しかも相手がそれをよかれと思ってそれをしている時、
やっかいな問題になります。
多くの人は、自分の意見に反論が続いた場合、
自分の事を承認されていないと受け取ります。
人間には、自己重要感というニーズが存在
しているからです。
相手は、批判ばかりしてくる。
もう少し、認めてくれてもいいのに・・・。
良い部分を組んでくれた上で、もう少しこうしてみては
どうだろうか?というアプローチをすれば摩擦が減るものを・・・
と思ったりするものです。
確かに、承認なき指摘は、相手のやる気をそぐパターンです。
指摘をする方も気をつけなければなりません。
会話の中での相手の気持ちを察して、話の仕方を変える
柔軟性も必要です。
また、指摘された方も、自分の心理パターンに気がつくべきです。
相手の目的は、私達自身を卑下する事ではなく、私達がうまく
いく為には、こうしたらいいのではないか・・・という思いがある
からだと言えます。
それがなければ、指摘すらしません。
よって、指摘が続く事を批判と受け取るか、もしくは、フィードバックと
受け取るか。それによって、その後の関係は大きく異なるものとなります。
心理パターンは、習慣化されていますので、それをいったん崩し、
新しい意味づけ(捉え方)の下、パターンを再構築していくには、
多少の時間と訓練が必要です。
しかしながら、その思考パターンを繰り返すと、それは、習慣化します。
つまり無意識的に、反射的に、今まで批判だと受け取っていた物事を
「すべての指摘は、フィードバックだ。すべては、私自信の成長の為にある。」
と意味づけを変えられた時、
ムダに腹を立てる事もなくなり、砂に水が吸収されていくがごとく、
あらゆる知識を吸収し、加速度的な成長が始まるでしょう。
(もちろん今存在している習慣化された反射的な感情のパターン
を変えなければなりませんので、新しいパターンができるまでに
少し時間はかかります。)
なぜ頭にきたのか?なぜ嬉しくなったのか?その感情が生まれる
パターンというものを注意深くみていくと、自分の捉え方(意味づけ)の
習慣が見えてきます。
その意味づけを成長の為に好ましい形に入れ替えていけたら、
その人の人生は、大きく変わる事でしょう。
意味づけが変われば感情が変わり、感情が変われば行動が変わります。
行動が変われば結果が変わり、結果が変われば人生が変わります。
すべての出発点は、私達の意味づけにあります。
感情を直接コントロールする事はできませんが、
感情の前にある意味づけについては、自由に書き換える事ができます。
ある意味、そこが人生の分かれ目になっていますね・・・。