日本のメディア・コンテンツ産業等の国のバックアップの現状について | 家庭・仕事・娯楽で美しく健康で幸せに生きる@秦兄弟

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前回、「日本のメディア・コンテンツ産業の目指すべき方向性」というタイトルのエントリーをしました。

日本のメディア・コンテンツ産業の目指すべき方向性
http://ameblo.jp/visionconcier/entry-11239586298.html


今回は日本のメディア・コンテンツ産業に限らない、食、ファッション、伝統工芸品、宅配便、旅館等も含めた国の支援、バックアップについて、経済産業省の『「海外展開の現状と課題」平成24年3月』資料をもとに少し見てみたいと思います。

現状として、欧米やアジアでは、アニメ、マンガ、食、ファッション、伝統工芸品、宅配便、旅館など、人気の高いクール・ジャパン関連の商品・サービスが多数存在していた。

そこで、“クール・ジャパン”の人気を活かし、①中小企業や若いデザイナー等の海外展開、②共同店舗の出店、ブランディング、地域活性化や雇用確保、③国内への観光客誘致を目的に、「クール・ジャパン海外展開プロジェクト」を平成23年度から実施した、とあります。


わたしは、もっと以前から国は支援、バックアップしていたのかと思っていましたが、本格的に支援を始めたのが平成23年度、2011年度、つまり昨年度からということで、少し動きが遅いと思わずにいられません。

個々の企業やコンテンツがいくら良質で、がんばっても、海外市場では、ある程度、まとまった束でなければ、散発的で、インパクトに欠けてしまいます。

日本国内であれば、個々の企業が独自に努力すればうまくいくケースが多々あっても、海外、グローバル市場では、各国は各国で独自のコンテンツを持っているわけで、その隙間に入る、あるいは新市場を創出するためには、個社ではどうしても力が及ばず、単発感が否めません。

そこで、23年度事業では、クール・ジャパンを担う中小企業等を「束ねて」海外展開する効果的な仕組を構築し、単体では海外展開が困難な中小企業の販路開拓を後押ししたとのこと。

次に、23年度クール・ジャパン海外展開プロジェクト事業の成果と課題ということで、各国での取り組みの成果と課題を挙げています。

そして、クール・ジャパン海外展開プロジェクト事業から導き出された検討すべき課題(≒ボトルネック)として、23年度事業では、ファッション、食、住まい、地域産品、伝統工芸品、コンテンツ等の各分野の商品を「束ねて」 展開する、という目標は達成。

今後は、産業としてのスケール感を確保し、「大きく稼ぐ」ため、他業種とのコラボレーション、「面的な拠点確保」、地域資源等の発掘・連携が課題。商品を単独で提示するだけでは、売上げに結びつかない。日本のライフスタイルや価値観を伝えることが必要。

コンテンツ関係では単体で黒字化を目指す収益モデルだけでなく、消費財メーカー等と連携し、「大きく稼ぐ」モデルが必要で、また、ファッション、生活雑貨関係では国内外の商業施設、流通企業との連携等による継続的なビジネスの拠点の確保、商流の効率化が必要とあります。

まさに国としての果たすべき役割がきれいな言葉、文章で書かれています。

ぜひ継続的で、さらなる力強いバックアップを切に願っています。


最後に、23年度の成果・課題を踏まえ、「次の」海外展開に向けた戦略、目指すべき方向性として、以下の3つの戦略で、目標達成(2020年に8~11兆円の市場獲得)に向けてさらなる飛躍を目指してはどうかとあり、それぞれに成功事例が添えられています。

(1)コンテンツ×消費財の組み合わせで「大きく稼ぐ」。
(2)商業施設、小売との連携で「大きく稼ぐ」。
(3)地域に眠る資源を発掘し、国際的に発信し地域活性化や観光誘致に繋げる。


わたしも、ある形でこの目標達成の一翼を担う、貢献できる人間になりたいと考えており、まずはそのための方法の検討や考えの整理をはじめています。