「人との出会い」に尽きる

今、個人で創業して早くも13年が経とうとしております。
コンサルや研修経験をトータルで、もう20年程やっていることになります。何がそこまでさせたのか、その答えは「人との出会い」に尽きると思います。新しい出会いの積み重ねが自分を成長させていると本当にそう思います。

 

特にコンサルティングになると、出会いの内容はとても濃くなります。経営者の人間力が反映できるコンサルテーションでなければならないし、その思いを汲まないと経営者自身が前に向けないので、常にどう思い、どう動かれるのか? その一点を考えていました。なので、ご支援させていただいた皆様は今でも鮮明に覚えております。経営者の考え方やスタイル、行動、言動、全てがすぐに思い出せます。

 

 

 

 

常に現場目線の声を大切に

一方、現場が動きだすことの起点、或は視点というか、その点についても常に考えてきました。立派な戦略設計をしても誰もそれが理解できないと意味がございませんし、一歩動き出すそんな視点が大切であると思っております。
常に現場目線の声、すぐにできる自分でもできる、頑張れるという気持ちが醸成されてこそ、企業の推進力に加速度が付くと思っております。

この動くということを常に追究してきた

人は、いくら理路整然と正しいことを聞いても、それが正しいと思っても、感情が揺さぶられない限り、人は動こうとはしてくれません。自分も発言し、自分が動いて、ようやく人は動き出します。この動くということを常に追求してきた十数年間でした。

 

 

売上が伸びている企業の特徴とは経営スピードという形で表れている

ご縁があり企業の役員として、役割を担い、人生の幅がかなり広がったように思いますし、判断、選択する覚悟の意味も、多少なりともわかってきた年代に入ってきました。
最近では、その中で伸びている企業、売上の上がっている企業の違いが端的にでてきたように思います。ノウハウとか技術とか経験とは違う、何かです。それは正に、経営スピードという形で表われています。

この経営スピードも現場の視点で言うと、情報技術の発達により、スマホからかなりの情報が収集でき、人の思考行動スピードが格段に上がっているからだと思います。もちろん、経営者も即断即決をしなければならず、現場情報をリアルに正確に把握しながら、決断しなければなりません。その頻度とタイミングが早い企業ほど、変革しているように感じます。しかし、一方で、経営の大きな戦略的視点に立つと、経営スピードの感覚が変わってきます。速さというよりもスタートさせるタイミング、または、加速させるタイミングなどがわかる経営者は見極めているように感じます。大局に立つと単なる速さ、早さだけではなく、経営の大きなかじ取りの中で、そのスピード感覚以上にタイミングが必要だということを感じ取ります。

 

変化の激しい時代に、どのように経営スピードの感覚を持ち合わせるのか、その感覚も経営規模によって変わりますし、業界のライフサイクルや、経営者の年齢にも大きく左右されます。それらすべてを考慮に入れて、私も支援していかないといけません。
ますます自己が磨かれる時代になってきました。

〝自分の一生というものは、全て「人のご縁」で創られている〟

 今回、改めてこの冊子を作るに際し、現在の自分を棚卸ししてみました。すると、何が今の自分を創ってきたのか? そんな思いが頭に浮かびました。
「自分を創る」という思いの中で、一番ハッキリとしていることは、やはり、自分の一生というものは、前述の通り、全て「人とのご縁」で創られている、その出会いから多くのことを学び、経験し、今の自分を創っているのだと感じております。
だからこそ、私はそのご縁をずっと大切にしていきたいと思っておりますし、これからもその姿勢を崩すつもりはありません。このご縁の連続から生まれる実践、経験が今の自分を創っているのですから。

 

 

 

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