小規模・中小企業が追求しなければならないのは、業種が何であれ、「固くて強い組織」です。

 

固いとは、言うまでもなく、団結力・結束力があるかどうかという事であります。

 

固い組織づくりの第一の要素は、組織の目的が正しく、しかもそれは全員にとって、価値あるものでなければなりません。

 

従って、「この会社をどういう会社にするのか、そうすれば働く社員はどうなるのか、だから今年はこんな目標を達成していくのだ!」

というような、明確な目標・ビジョンがあり、それを全員が共有している事であります。

 

そして団結・結束力を強める第二の要素は、組織メンバー相互の感謝と尊敬の念から生まれる信頼関係であります。

 

信頼関係とは、気持ちが通じ合うという事ですから、話し合い、理解し合わなければ生まれようがない訳ですが、この時、言葉を共有し、価値観を共有し、考え方を共有できていないと、それは不可能でしょう。

 

だから何が重要かと言えば、成功する心構えを共有できているか

どうかが問題になる訳です。

 

心構えとは考え方の習慣ですから、考え方が似ている人でなければ、一体感は生まれません。

 

社長が、ゴルフが好きだから、みんなゴルフを好きになれという事ではありません。

 

しかし、人生や仕事に対する考え方が、積極的で肯定的な人と、消極的・否定的な人とでは、とても信頼関係など築けない訳です。

 

「夢は実現するのだ。夢を実現させるのが人生の目的だ!」

と考える人と、「夢なんて持ったってしょうがない。どうせ人生なんか思うようにはならないんだ!」と考えている人とでは、波長が合うはずもないのです。

 

目標を目指し、それを追いかけていくプロセスが成功であり、誰でも成功できるのだ、成功できないのは目標がないからであり、夢がないからだ、という考え方・心構えを共有していたとすれば、

 

「どんな会社にしようか?」、「どんな会社であったらいいか?」、

「その為にはどうしたらいいか?」というような事を、社長と社員みんなで話し合うことも出来る訳です。

 

そして、そうでなければ、一つの強い集団、勝つことの出来る集団にはならない訳です。それが出来るのが小規模・中小企業であるはずです。

 

だから、社長にとっても、社員にとっても、小規模・中小企業で仕事をするということは、大変面白いし、やり甲斐があるのではないでしょうか?

 

少人数の事業所であれば、いつでも社長と話せるし、従業員とも話そうと思えばいくらでも話せる訳ですから、一体化にならない方が不思議だと思います。

 

社長が、本当にこうしたいという熱烈な思いと決意があるのだったら、その事を誰に一番理解してもらい、誰に一番共鳴してもらわなければならないかと言ったら、

 

 

それは一にも二にも、自分と一緒に働く社員であるはずです。

 

だからその為にも、言葉を共有し、考え方を共有し、心構えを共有することを最重要視しなければ、結束力のある固い組織にはならない訳です。