世の中にある全ての商品は、誰かがまず頭の中でイメージしたものを、形としてつくり出したはずです。
同じように組織も、リーダーがイメージしたものが実現するのです。
手のひらの五本の指を見て下さい。
バラバラにある時の五本の指は、たいしたパワーを発揮しません。
しかしこれが結び合ってゲンコツ状態になれば、すごいパワーを発揮するはずです。
掴むものがある時に、五本の指は結束するのです。
組織が偉力を発揮しないのは、開いた手のひら状態だからです。
これを一体化するには、たった一つの方法しかありません。
掴む対象があることです。
掴みたい石があった時、この五本の指は自動的に動き出すのです。
掴むものがある時、それが重たいものであればあるほど、どの指もしっかりと力を出すのです。
組織も一緒です。
本当に自分達が掴みたいような石ならば、この五本の指がバラバラになるようなことはないのです。
だから掴みたくなるような石をつくり出すこと、そしてそれを掴もうとする気にさせること、
それが経営者の最大の仕事であって、
ただ自分が作ること、売ることに一生懸命であっても、
組織は強くならないということを申し上げたいのです。
組織メンバーを、同じ方向に向かせられないとするなら、それは社員の責任ではなく、経営者の責任なのです。
そう思わない限り解決策は出てこないでしょう。
掴みたいと思うようなビジョンや夢のない経営者に、ヤル気のある社員はついて来ないでしょう。
しかし、たとえそれはあったとしても、それを掴みたいという気にさせる何かが欠けていれば、一体感のあるパワフル集団にはならないのです。
組織目標を達成したいという気にさせる仕掛けづくりこそ、組織に定着させなければならないシステムなのです。
人は誰しも、成功したい!
充実した人生でありたい!と願っています。
その為には、単に仕事面だけではなく、家庭生活面、社会生活面など、人生を形成する六つの分野がバランスを保っている事が不可欠である・・。
というのが「トータルバースン」のコンセプトです。
トータルパースンとして全人格の成長を目指し、鮮明な人生目標を持った人には、強い日標意識が生まれます。
そうして初めて彼らは、自分が所属する企業・組織の目標の達成に貢献してこそ、自己の欲求や目標が実現するのだという事実を、はっきりと認識することが出来るようになるのです。
企業組織は社長一人のものではありません。
そこに所属する全員のものです。
良くするも悪くするもすべて全員の責任なのです。
みんなが乗っているその船で、素晴らしい新大陸、宝島発見の旅に出てはいかがでしょうか?