ールマガジン VISION Teaching Fukuoka 2014720号                                        (No.15)

 学校は夏休みになりました。世の母親の皆さんにとっては子供が家にずっといるこの期間は『ゆううつな夏』の始まりなのかもしれません。                           でも、自分たちも子供の頃は、この夏休みが始まる前のワクワクした気持は今でも忘れられないのではありませんか。                   何か具体的な行事でなく、学校、授業、教室から解放されるという『自由』が目の前にあることへ大きくふくらむ期待感、でも実際に始まると学校に行かないことにもすぐに慣れてしまい、何も変わってない日常、一人では何もできない無力感、何もやりたくない虚無感にどっぷりとひたってしまってはなかったでしょうか。                    部活や課外授業に頑張る子もいますが、なにせ長期休暇(バカンス)の過し方は、宿題や課題をやること以外、親から教えてもらっていないせいかもしれません。ホームスティでのホストファミリーや、シェアハウスなんかで素敵な人のライフスタイルに触れれるといいですね。

 24節気の『大暑(たいしょ)』の723日は、梅雨明けとなる地域もあり、いよいよ夏本番という時期です。                                                  お汐井取りといって、博多祇園山笠やうちの近くの海岸近くの神社の夏越祭では、砂浜の砂を小さな竹カゴに入れて各家庭の玄関先に置き、「災いを除き、福を招く」とともに担ぎ手が事故や怪我をしないように出掛かる前に清めとして体にふりかけるようです。                                               祭りでの事故だけではなく、この時期は、実家や旅先の勝手のよくわからない土地で、普段のような身の処し方ができず、水の事故や車の事故など災難に巻き込まれる可能性も高くなります。夏祭りはただのイベントではなく、厄払い、暑気払いの大きな意味があるでしょうね。                                            次回は85 配信の予定(毎月2回:5日と20日)