うちのスクールに長く通ってくれている
中学3年のHちゃん。
素直で優しくて、生徒会長を任されるくらい
周りから信頼されている子。
そんなHちゃんが、ある日ぽつりと言った。
「地頭がいい人が、さらに努力してる。
どう頑張っても追いつけない。
大きな壁が目の前にあるみたい。」
その気持ち、すごくわかる。
生きていると、
「勝てない相手」に出会うことは何度もある。
でもね、私はこう思う。
人と比べる土俵に立ち続けると、
自分の心がすり減ってしまう。
自分よりすごい人なんて、
これから星の数ほど現れる。
だからこそ、
自分の心を守るために、比べる土俵からあえて降りていい。
もし比べるなら、
“誰か”ではなく “過去の自分”でいい。
昨日の自分より、少しでも成長しているなら、
それはもう立派すぎるくらいの前進。
あなたの歩幅は、あなたのもの。
その成長を、大切にしてほしい。
子どもは、大人が思う以上に
「比べられること」に敏感です。
だからこそ、
周りではなく “その子自身のペース” に光を当ててあげてください。
昨日より少し笑えた。
前より少し話せた。
ほんの少しでも前に進んでいたら、それは大きな成長です。
どうか、あなたのお子さんが
比べる土俵に立たなくてもいい世界を
そっとつくってあげてくださいね。
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