こんにちは。不登校支援アドバイザーのカシャリウ涼子です。
今日は、「怒りっぽくなった子ども」に隠された“心のサイン”について、お話ししたいと思います。
◆「最近、うちの子すぐ怒るんです…」
「ドアをバンッと閉める」
「ちょっとしたことでキレる」
「壁を叩くようになった」
そんな子どもの姿に、戸惑っているお母さんはいませんか?
その“怒り”、もしかしたら──
「もう限界だよ」という心の叫びかもしれません。
◆ “怒る=反抗期”ではないかも?
もちろん成長とともに自己主張が強くなることもあります。
でも、感情のコントロールが効かないほど荒れているなら、
「心のバランス」が崩れているサインかもしれません。
幼児教育研究家・大原敬子先生は、
「壁に穴を開けるような行動は、よほどのストレスがなければ出ない」と語ります。
だからこそ、行動だけを責めるのではなく、
「何に苦しんでるんだろう?」と、心の奥を想像してみてください。
◆ 怒っているとき、どう声をかける?
子どもが荒れているとき、
「どうしたの?」「何があったの?」と詰めたくなる気持ち、分かります。
でもそんなときは、
“まず、そっと気持ちに寄り添う”言葉を届けてみてください。
たとえば…
- 「今日は、疲れちゃったね」
- 「ちょっとしんどいのかな」
この“言葉の温度”が、張りつめた心をそっと緩めてくれることがあります。
アドラー心理学でも、
**「怒りの奥には“助けて”という願いがある」**といわれています。
◆ おわりに──“怒り”は助けを求める声
怒っている子どもは、困っている子どもです。
心がうまく言葉にできなくて、行動で必死に伝えているのです。
だからこそ、こんなふうに伝えてあげてください。
「大丈夫。ちゃんと気づいてるよ」
そのひと言が、
子どもがまとっていた“心の鎧”を、ゆっくりほどいていくきっかけになるかもしれません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
このアメブロでは、不登校や子育てに悩むお母さんたちに、やさしく寄り添う言葉を届けています。
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【連載第2回】“怒る子”は、“助けを求めている子”
また次回の更新でお会いしましょう。
あなたとお子さんが、今日少しだけやわらかく過ごせますように。
──カシャリウ涼子(52歳・不登校支援ライター)