ライブラリー・カフェに「海抜64メートルの楽園」という冊子があり、小学校で絵を教えた大石可久也画伯の言葉がありました。「ヘタに描こう!ウソを描いてもよろしい。間違ってもええ。…ひとの描かんような、は~っとびっくりするようなものを描いたらいい点あげる」。子どもたちの描く絵がどんどんいきいきしてきたということです。
ご夫人の鉦子さんの話も。「今は私の作品を飾っていますが、…イーストギャラリーは方角からいうとウェストなんですが、イーストギャラリーという名前をつけました」。いただいたアンティークなドアにあった「イーストギャラリー」をそのまま残したのだそうです。
船のかたちをした岩盤に基礎を乗せたため船のかたちになったというメインギャラリーの建設が終わりに近づいたころ、海岸に船の古木が流れ着き、2階の中心に据えるとぴったりの長さだったというミステリーも載っていました。この船は、人の世の荒れた海に浮かべ、ここに遁れてきなさいと招いている現代の<箱舟>ともいえる不思議な世界です。


