少し前に、フランスのシャルトルという街に世界遺産の大聖堂を観に行ったという記事を書きましたが、その続編です~
そういえば、シャルトルという街がどこにあるかお知らせしていませんでしたね
シャルトルは、パリからTGVに乗って約1時間の南西にある人口約4万人の街です。
列車はパリのモンパルナス駅から出ています。
時速約300キロで走る高速列車
中はこんな感じ。
車両によって2階席があったりと
新幹線よりフリーダムな座席配置です
さて、まさしく「行きはよいよい」だったんですよ
余裕で駅に着いて、スムーズに切符を買って、2階席が空いていたので座って。。
「なんだかずいぶん空いているなぁ」とは思っていたんですけど、ふと車両のドアを見ると1等席って書いてあるし~~
慌てて自分が買った2等席に移動したけど、気がついてよかった~
案の定、車掌さんたちが検札に来たときに、気がつかないで?座っていたムッシュがいて、バッチリ追加料金を請求れていたようでした
そのムッシュ、かなりごねていたのですが、どうなったのかなぁ~
シャルトルの街の教会
そして、美しい街に、
楽しい思い出をつくってくれた友に
別れを告げる時間がやってきました
シャルトルを18:52に発つ列車の切符はすでにモンパルナス駅で買ってあります。
これに乗れば20時にはモンパルナスに着いて、アパルトマンには21時前には着くでしょう。
次はいつ会えるかわからない友だちとお別れの挨拶をして、いざ!列車に乗り込もうとしたときです。
「ちょっと待って。この列車のアナウンスが。。」
こういうとき、ネイティブの友だちがいると心強いなぁと思ったのもつかのま
な、な、なんと
パリの手前のヴェルサイユの駅が封鎖されて、いつ復旧するかわからない~~~とのこと
フランスの「いつ復旧するかわからない」は本当にいつ復旧するかわからないのです(なんのこっちゃ)
つまり、3時間後になるかもしれないし、下手をすると、、、翌朝ってこともありうる
いやぁ、ココでネタばらしするとですね~
わたくし、翌日の13時30分にシャルルドゴール空港を出発する飛行機で日本に帰る予定だったんですよ~~
それには、どうしたって今晩中にはアパルトマンに戻らんとあかんではありませんか~~
しかも
もう一つネタばらしするとですね~
わたくし、そのときメトロのチケット2枚とパリから空港までの直行バス代10ユーロと小銭しか持っていなかったとです~~
(まぁ、本当にいざというときは、クレカでユーロを引き出せるんですけどね)
なので、どうしてもメトロが動いている時間にパリに戻りたい。
つまり、シャルトルの駅を22時には出発してほしい、、てか
万一22時に出発したとしても、途中でまた止まってしまうともっと悪いことに~~
シャルトルで、どうしようもない状況だってわかれば、友だちにお願いしてパリまで車で送ってもらうという方法もある(距離にして80キロくらい)。。
まぁ、とにかく。
まずはしばらく待つしかありまへん
最初、駅の待合室で待ってたんですけど、
さ、さぶいし、おトイレに行きたくなっちゃって。。
こっちって、日本の駅のように当然のように無料のトイレがあるわけではなく、有料トイレが多いんですよね。
で、駅員さんに聞いたら、「列車のトイレを使ってください」ってことだったので、友人と一緒に列車の中に移動しました。
列車には、ちょっとした宴会もできるような?スナック席を備えた車両もあるので、そこに陣取り、友人からお土産用にともらったワインのボトルをおもむろに出して
「せっかくなので、ワインを呑みながら待とう!」と提案したのでした
「ええ~っ、ここで呑むのかい?」
「そうだよ。プチ宴会をしよう!」
ってんで、多少戸惑い気味の友人と早速ワインのボトルを開けて、先ほど公園で乾杯したときのプラスティックカップを捨ててしまったので、友人にどこからか調達させ(たしか、食堂車からもらってきたとか。。(笑)
「かんぱ~い!!」(ワケあって、フラ語では書けません
アルコールって素晴らしい
一時でも不安や恐怖を紛らわせてくれるですだよ
…というわけもなく、30分が経ち、1時間くらい経ち、再びトイレに行きたくなり、、
と、そのとき
車内アナウンスが
「この列車を降りて、○番線の列車に乗り換えてください」
慌てて宴会グッズをしまい、別の列車に乗り込むわたしたち。
で、乗り換えてすぐに
「まもなくこの列車は発車します」というアナウンスが
ひゃーーやったーー
ってんで、再び友人と慌ててお別れの挨拶をしまして、列車を降りて心配そうに車内を見ている友人を「寒いから帰って」とジェスチャーで追い払い、(内心めちゃ心細かったけど)
数分後には無事、列車はスタートしたとです
が、しかーーし
次の次の駅で停車したときだったかな?(もうほとんどウロ覚え)
なかなか発車しないと思ったら、またまた車内アナウンスが鳴り響き
「しばらく止まります」と。。
列車が動きえすれば、4,50分ほどでパリに着くというのに。。
反対に、ここで数時間止まることになれば、わしは翌日の飛行機にも乗れず、ニポンに帰国できないかもしれないんでしゅ。。
飛行機代、新たに払わないといけないのだろうか~
とか
(なんとか1ヵ月の遠距離を乗り切った)あの人にはもう一生会えないのかもしれない~
などと
能天気なわたくしも、さすがにダークな考えに取り憑かれ始めまして。。
少し前に、北海道で列車が雪害のため6時間も立ち往生したというのを聞いて「運が悪い人っているんだなぁ」と人ごとのように思ったのが悪かったのか
なにより、帰国の前日にプチ旅行を計画した自分って、なんてアホなんやろ~って思うと情けなくて
が、しかし
激情家が多いフランス人なのに、乗客たちはみな少ない情報のなかで混乱することもなく、本を読んでいたり、寝ていたり、恋人に電話していたりと、いたって落ち着いていたのにはビックリしました。
そんな中、わたし一人
10分経過
20分経過
30分経過
40分も経ったころでしょうか(イヤなことは基本すぐ忘れるタイプ)
「列車はもう少しで発車します」
うっひゃーーー
天にも昇る電脳ウサギ
(すみません、多少壊れてました)
このまま行けば、22時ころにはパリに到着し、23時前にはアパルトマンに帰れる~~
(帰ってから、シーツ類のお洗濯をしようと思っていたのだ。立つ鳥跡を濁さず)
Road to Kashmir - GRV Music - Corner Stone Cues
その後どうなったかって
「当列車は、あと数分でパリに到着します。みなさん、良い夜を!
……
この言葉を今晩中に言うことができて、とても嬉しいです」
C'est le souvenir qu'on ne peut jamais oublier.
Je garderai ce joli souvenir de cet accident à Chartres.
Enfin, Je veux te dire encore, "Merci pour tout."
そういえば、シャルトルという街がどこにあるかお知らせしていませんでしたね
シャルトルは、パリからTGVに乗って約1時間の南西にある人口約4万人の街です。
列車はパリのモンパルナス駅から出ています。
車両によって2階席があったりと
新幹線よりフリーダムな座席配置です
さて、まさしく「行きはよいよい」だったんですよ
余裕で駅に着いて、スムーズに切符を買って、2階席が空いていたので座って。。
「なんだかずいぶん空いているなぁ」とは思っていたんですけど、ふと車両のドアを見ると1等席って書いてあるし~~
慌てて自分が買った2等席に移動したけど、気がついてよかった~
案の定、車掌さんたちが検札に来たときに、気がつかないで?座っていたムッシュがいて、バッチリ追加料金を請求れていたようでした
そのムッシュ、かなりごねていたのですが、どうなったのかなぁ~
そして、美しい街に、
楽しい思い出をつくってくれた友に
別れを告げる時間がやってきました
シャルトルを18:52に発つ列車の切符はすでにモンパルナス駅で買ってあります。
これに乗れば20時にはモンパルナスに着いて、アパルトマンには21時前には着くでしょう。
次はいつ会えるかわからない友だちとお別れの挨拶をして、いざ!列車に乗り込もうとしたときです。
「ちょっと待って。この列車のアナウンスが。。」
こういうとき、ネイティブの友だちがいると心強いなぁと思ったのもつかのま
な、な、なんと
パリの手前のヴェルサイユの駅が封鎖されて、いつ復旧するかわからない~~~とのこと
フランスの「いつ復旧するかわからない」は本当にいつ復旧するかわからないのです(なんのこっちゃ)
つまり、3時間後になるかもしれないし、下手をすると、、、翌朝ってこともありうる
いやぁ、ココでネタばらしするとですね~
わたくし、翌日の13時30分にシャルルドゴール空港を出発する飛行機で日本に帰る予定だったんですよ~~
それには、どうしたって今晩中にはアパルトマンに戻らんとあかんではありませんか~~
しかも
もう一つネタばらしするとですね~
わたくし、そのときメトロのチケット2枚とパリから空港までの直行バス代10ユーロと小銭しか持っていなかったとです~~
(まぁ、本当にいざというときは、クレカでユーロを引き出せるんですけどね)
なので、どうしてもメトロが動いている時間にパリに戻りたい。
つまり、シャルトルの駅を22時には出発してほしい、、てか
万一22時に出発したとしても、途中でまた止まってしまうともっと悪いことに~~
シャルトルで、どうしようもない状況だってわかれば、友だちにお願いしてパリまで車で送ってもらうという方法もある(距離にして80キロくらい)。。
まぁ、とにかく。
まずはしばらく待つしかありまへん
最初、駅の待合室で待ってたんですけど、
さ、さぶいし、おトイレに行きたくなっちゃって。。
こっちって、日本の駅のように当然のように無料のトイレがあるわけではなく、有料トイレが多いんですよね。
で、駅員さんに聞いたら、「列車のトイレを使ってください」ってことだったので、友人と一緒に列車の中に移動しました。
列車には、ちょっとした宴会もできるような?スナック席を備えた車両もあるので、そこに陣取り、友人からお土産用にともらったワインのボトルをおもむろに出して
「せっかくなので、ワインを呑みながら待とう!」と提案したのでした
「ええ~っ、ここで呑むのかい?」
「そうだよ。プチ宴会をしよう!」
ってんで、多少戸惑い気味の友人と早速ワインのボトルを開けて、先ほど公園で乾杯したときのプラスティックカップを捨ててしまったので、友人にどこからか調達させ(たしか、食堂車からもらってきたとか。。(笑)
「かんぱ~い!!」(ワケあって、フラ語では書けません
アルコールって素晴らしい
一時でも不安や恐怖を紛らわせてくれるですだよ
…というわけもなく、30分が経ち、1時間くらい経ち、再びトイレに行きたくなり、、
と、そのとき
車内アナウンスが
「この列車を降りて、○番線の列車に乗り換えてください」
慌てて宴会グッズをしまい、別の列車に乗り込むわたしたち。
で、乗り換えてすぐに
「まもなくこの列車は発車します」というアナウンスが
ひゃーーやったーー
ってんで、再び友人と慌ててお別れの挨拶をしまして、列車を降りて心配そうに車内を見ている友人を「寒いから帰って」とジェスチャーで追い払い、(内心めちゃ心細かったけど)
数分後には無事、列車はスタートしたとです
が、しかーーし
次の次の駅で停車したときだったかな?(もうほとんどウロ覚え)
なかなか発車しないと思ったら、またまた車内アナウンスが鳴り響き
「しばらく止まります」と。。
列車が動きえすれば、4,50分ほどでパリに着くというのに。。
反対に、ここで数時間止まることになれば、わしは翌日の飛行機にも乗れず、ニポンに帰国できないかもしれないんでしゅ。。
飛行機代、新たに払わないといけないのだろうか~
とか
(なんとか1ヵ月の遠距離を乗り切った)あの人にはもう一生会えないのかもしれない~
などと
能天気なわたくしも、さすがにダークな考えに取り憑かれ始めまして。。
少し前に、北海道で列車が雪害のため6時間も立ち往生したというのを聞いて「運が悪い人っているんだなぁ」と人ごとのように思ったのが悪かったのか
なにより、帰国の前日にプチ旅行を計画した自分って、なんてアホなんやろ~って思うと情けなくて
が、しかし
激情家が多いフランス人なのに、乗客たちはみな少ない情報のなかで混乱することもなく、本を読んでいたり、寝ていたり、恋人に電話していたりと、いたって落ち着いていたのにはビックリしました。
そんな中、わたし一人
10分経過
20分経過
30分経過
40分も経ったころでしょうか(イヤなことは基本すぐ忘れるタイプ)
「列車はもう少しで発車します」
うっひゃーーー
天にも昇る電脳ウサギ
(すみません、多少壊れてました)
このまま行けば、22時ころにはパリに到着し、23時前にはアパルトマンに帰れる~~
(帰ってから、シーツ類のお洗濯をしようと思っていたのだ。立つ鳥跡を濁さず)
Road to Kashmir - GRV Music - Corner Stone Cues
その後どうなったかって
「当列車は、あと数分でパリに到着します。みなさん、良い夜を!
……
この言葉を今晩中に言うことができて、とても嬉しいです」
C'est le souvenir qu'on ne peut jamais oublier.
Je garderai ce joli souvenir de cet accident à Chartres.
Enfin, Je veux te dire encore, "Merci pour tout."