Malum consilium quod mutari non potest.

変更することができない計画は悪い計画である。

ラテン語の格言より


The Doors - People Are Strange


ってんでですね、
レ・アールの図書館に行こうと思っていたんですけど
急遽予定を変更して、徒歩1分のところにあるペール=ラシェーズ墓地に行ってきました。


ペール=ラシェーズ墓地は、世界中の有名人が眠っていることから、年間数十万人以上の人が世界各地から訪れるらしい。

Wikiでチェックすると、たしかに名だたる有名人が眠っている。

で、その中から見てみたいな~と思う方たちの名前をピックアップしてみますた。


アポリネール

アルフォンス・ドーテ

イヴ・モンタン

エディット・ピアフ

オーギュスト・コント

オスカー・ワイルド

ジム・モリスン

シモーヌ・シニョレ

ジェラール・ド・ネルヴァル

ショパン

ジョルジュ・ペレック

スーラ

ドラクロワ

バルザック

ビゼー

プルースト

マリア・カラス

マリー・ローランサン

マルセル・マルソー

モディリアーニ

モリエール

ラディケ



ふぅううう
他にもまだまだ著名な方がいらはるんですけどね、
ブルーの字で書いた方たちだけは絶対見よう!と決めて、
あとの方たちは、まぁ、ブラブラ歩けばどなたかのお墓に当たるでしょう~と思って行ったのですが

甘かった汗うさ


入り口に、アルファベット順に並んだ著名人の名前の横に、番号と区画が記されている案内板と地図があったのですが
一目みて、行き当たりばったりは不可能に近いと悟りますた。。(´-ω-`)

$La Vie de Paris$La Vie de Paris

し、しかも「絶対見たい4人衆」に入れていたラディケさまの名前がない~~(´;ω;`)
彼が10代のときに書いた『肉体の悪魔』に衝撃を受け、さらには20歳という若さでこの世を去ったことを知り、わたしの中では永遠の人となった作家。。だったのに~~汗2
ちなみに、20代の三島由紀夫が『ラディケの死』という短編を書いているように、彼にも多大な影響を与えたようですだよもんじゅ君

(帰宅後、フラ語のサイトでラディケさまのお墓の場所は、56区にあることが判明!)



というわけで、まずは一番見たかったあのお方のお墓にずんずん近づいていきました。


……が、その方が眠っている区画にはたどり着いたんだけど、お墓が見つからない汗

かなり有名な方なので、きっとお花とかがいっぱい飾られているはずなのですが。。

というわけで、もう一度入り口に戻って、案内板を写メりましたよ。
これでバッチリ笑




あったビックリ

って、~っあいう


びっくりしました。

こんなん矢印を想像していたのですが
$La Vie de Paris



実物はこんなんでしたムンクの叫び
$La Vie de Paris


マルセル・プルースト

20世紀を代表する作家ですよビックリ
何人か人が訪れていると思いきや、誰もいないうえに、バラの花も枯れかかっていましたrose**

ま、そんなもんですかね!?

$La Vie de Paris
墓地の中にあった斎場?のような建物。
葬儀があったのか、喪服を着た人たちが中に入っていきました。




$La Vie de Paris
愛犬と一緒に眠っているのでしょうね。微笑ましいha-to


$La Vie de Paris
お子さんのお墓ですね。
子どものお墓を見るのはどの国でも一番悲しいです



そしてビックリ「持ってるな~わしアップ」と思わせてくれた方のお墓
$La Vie de Paris

かの文豪バルザックのお墓に偶然遭遇したとですよ~~キャハハ

実は、少し前を歩いていた方たちが「まず最初にバルザックを見に行きましょうよ」「あっちだわ」って違う方向に歩いて行ったんですね~汗

なので、よもや自分の目の前に表れるとは!?
つか、あの方たち無事に見つけることができたのかな~(*´・ω・`)

$La Vie de Paris
小高い丘からモンパルナスタワーが見えました


そして、第2の男、ショパンさまに遭遇~アオキラきらきら
$La Vie de Paris

うむ、ショパンさまらしいお墓だ。

で、彼のお墓と同じ並びに、なんとビックリ日本人ピアニストのKen SASAKIさまという方のお墓をハケンアップ
$La Vie de Paris

Ken SASAKIさまの英語のサイトを見つけたので興味を持たれた方はコチラからどうぞ。
ショパンのEtudesとSonatasを録音されています。ピアノを演奏していた方が、ショパンと並んで眠っているなんて、幸せですねha-to


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ニースで生まれNYで亡くなったアーティストARMANのお墓


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『死都ブリュージュ』を書いた
ベルギー人作家ジョルジュ・ローデンバックのお墓



第3の男のお墓は、なかなか込み入った場所にありました。

他の方のお墓は囲いなどなく、触ろうと思えば触れるところにあったのですが、
なぜかジム・モリスンのお墓は囲いがされていたんですね~。
$La Vie de Paris


でも、一番ひとが訪れていました。

ミュージシャン風の男性がタバコを吸いながらじっと彼のお墓を見入っていました。

そして、囲いがあるにも関わらず、お花がたくさん置かれていました。



早すぎる死って、なにかしら人の心に訴えますよね。



墓地にいると、自然と過去のことを思い出したりします。
この地を去るのが近いのもあって、感傷的な気持ちにもなります。

でも、やっぱり「今を生きる」ことが大切なんですよね。
目の前にいる人を大切にして、未来に向かって行かないと。



出口に向かう途中でふと目にとまったお墓。
$La Vie de Paris


『 Le temps des cerises(サクランボの季節)』の作者、というのに惹かれて写真を撮ったんですけど、
このJ.B.Clémentさん歌詞、A.Renardさん作曲の歌は、加藤登紀子さんが日本語で唄ってらっしゃるんですね~

彼女の歌も素晴らしいですが、このペール=ラシェーズ墓地に眠っていらはるのにお会いできなかったイヴ・モンタンさんの歌声で聴いてみたいと思います音符

Yves Montand - Le temps des cerises


さて、小雪がちらつく中の墓地探索で、体がすっかり冷えきってしまいました海月

残りの食材をつかって温かいスープでもつくりましょうすまいる
きっと美味しいはず。フランスでの思い出がいっぱいつまっているからねha-to


ペタしてね

☆オマケ
モディリアーニが描いたラディケの肖像画
$La Vie de Paris