ロシアのウクライナ侵攻に心痛む(7)

<ルーズベルト米大統領の発言>

 

 

 

 

日露戦争の講和会議に際して、T・ルーズベルト米大統領が日本の金子堅太郎特使に

「日本のために働く」と言ったのは、金子との個人的な友情やロシアの人道に背く行為は正義に反するという理由だけではありませんでした。

 

それはアメリカの利害にも一致しているからで、国益にかなった発言であったと言えます。

 

つまり、アメリカにとっては日露双方の一方だけが決定的なダメージを受けず、つねに拮抗する勢力=軍事力を保持して満州や極東地域で緊張状態を保ってくれることが望ましい、という認識を持っていたからではないでしょうか。

 

そうすれば膠州湾やフィリピンのアメリカ権益は日本に脅かされずに済むし、ロシアの視線は極東に釘付けにされます。

 

そういう意味では、日露ともにできる限りの消耗戦を展開してもらい、ほどほどのところで

自分がアメリカの大統領としてイニシアチブを握って、講和を成立させるのが一番妥当であると考えていた可能性が高いです。

 

 

 

これが、ルーズベルト米大統領の発言の裏にある真意であろうと思います。

日露戦争に係わる本にもこのような見解が記されていました。

 

 

今日はここまでです。

 

ではまたお会いしましょう

 

2022年4月28日